Phoenix (2)
"Fractal Creations" 同様、フラクタルを学ぶときの参考書にしている "Creating Fractals" という本によると、この Phoenix Fractal を発見したのは日本人だそうですよ。
"Shigehiro Ushiki at Kyoto University discoverd this equation" とあります(同紙 P250)。
そして Draw a Phoenix set fractal in C# や The Phoenix Set and its Julia Sets によると、それは1988年のこととあります。
ググったところ、京都大学大学院 人間・環境学研究科の宇敷重廣教授という方の情報を発見。
先生の個人ウェブサイト Shigehiro Ushiki = Home Page かなりソソる画像満載の萌えるサイトでした。
しかしこんな限られた値(しかも実数部は小数点以下4ケタ!)でのみ、このような像を結ぶ漸化式を発見するって、どういう過程だったんでしょうかねぇ。もうスゴイとしか言いようがないですねぇ。
Phoenix (1)
Phoenix – wonderfl build flash online
これは Phoenix と名づけられたフラクタルです。まるで燃え上がる不死鳥が2羽、向かい合ったようですね(反時計回りに90度回転させれば)。この漸化式は以下のようなものです。
zn+1 = zn^2 + Re + Im * zn-1
見てのとおり、漸化式の反復における1ステップ過去の z を計算項として使用しています。Man O’ War と同じで、不死鳥さんも過去を引きずる人なんですね。
Man O’ War (3)
Mandelbrot 型 Man O’ War フラクタル、Julia 型 Man O’ War フラクタルと見てきました。
『没後30年 朝井閑右衛門展』
今年は横須賀美術館が開館して5年目で、それを記念してけっこう力が入ってます。そんな企画展のひとつである標記展覧会を、前期分を2012年12月2日(日)に、後期分を2012年12月16日(日)に観てきました。会期は2012年11月3日(土)~12月25日(火)。
まず展覧会の内容に触れる前に一言申し述べたい。
「遅すぎる!」
『楊洲周延《東錦昼夜競》 ―歴史・伝説・妖怪譚』
私不勉強で、楊洲周延という絵師を去年まで知らなかったんですが、国芳門下で、芳年と同年輩の、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師とのこと。
今年はその周延の没後100年だそうで、平木浮世絵美術館や砂子の里記念館などでも回顧展が開催されていたのは知っていました。でもピンクとかオレンジとか水色とかの色使いが好みではなかったのでスルーを決め込んでたんですわ。
しかしサブタイトルに妖怪の文字が躍る本展覧会だけは行かずばなるまい、ってなわけで、2012年12月12日(水)に太田記念美術館へ行きました。会期は2012年12月1日(土)~2012年12月20日(日)ってことで、これまた滑り込み状態での鑑賞でした。