『ウィレム・デ・クーニング展』

『ウィレム・デ・クーニング展』
2014年12月12日(金)、ブリヂストン美術館で標記展覧会を観ました。
デ・クーニングって名前は聞いてたけど、どのような作品を描いていた画家なのか不勉強で知りませんでした。
ジャクソン・ポロックと並ぶアクション・ペインティングの代表的作家であり、抽象表現主義の創始者の一人として20世紀美術史上、重要な画家である、ということを会場入口の序言で読み、居住まいを正しながら観ました(ちょっと大げさ)。
本展を観て感じたことは、色遣いが実にイイなぁってことです。
作品全体としてみると、もっと濁った色遣いの作品も数多くあるようですが、今回観たカラー作品は実に美しいです。
クリーム色や淡いピンク、オレンジ、黄などの基調色は、見ていて心が安らぎます。
そして補色になるライトグリーンや水色、青も実に爽快。
『超絶技巧! 明治工芸の粋』

『超絶技巧! 明治工芸の粋』
2014年6月28日(土)、三井記念美術館で開催中の標記展覧会を滑りこみ気味に鑑賞してきました。
京都は清水三年坂美術館が誇る、明治の名工たちによる超緻密・超美麗な伝統工芸品の数々を、東京に居ながら観ることがきるという、実に贅沢な展覧会が本展です。
展示されている工芸品は以下の9つの分野に渡っています。
- 七宝
- 金工
- 漆工
- 薩摩
- 刀装具
- 自在
- 牙彫・木彫
- 印籠
- 刺繍絵画
この中だと、自分の好みは金工、自在、牙彫。そこいら辺を念入りに観てきました。
以下、特に印象に残ったものを徒然なるままに。
『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第2期)』

『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第2期)』
三菱一号館美術館で3か月に渡る標記展覧会の第2期を、2013年8月3日(土)に観てきました。
第2期の会期は2013年7月17日(水)~8月11日(日)。「北斎・広重の登場 ―ツーリズムの発展」というサブタイトルで、葛飾北斎と初代歌川広重のふたりをフィーチャーリング、浮世絵のジャンルのうち、旅や風景について扱った作品をメインに展示しています。
『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第1期)』

『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第1期)』
2013年7月6日(土)、三菱一号館美術館で標記展覧会を見ました。
本展覧会はまさかの3期構成で、第1期が6月22日(土)~7月15日(月・祝)、第2期が7月17日(水)~8月11日(日)、第3期が8月13日(火)~9月8日(日)と、およそ1か月ごとに総展示替えが敢行されるという大規模な展覧会。
しかも展示作品すべてがひとりのコレクターによるものという。これはかなりスゴいこと。その人とは、京急川崎駅近くで砂子の里資料館を運営なさっている浮世絵コレクター斎藤文夫さん。
砂子の里資料館の展示はよく拝見させていただいております。ありがとうございます。
今回はその第1期分に滑り込んできた次第。
『エミール・クラウスとベルギーの印象派』

『エミール・クラウスとベルギーの印象派』
2013年7月6日(土)、東京ステーションギャラリーで開催中の標記展覧会に滑り込んできました。会期は2013年6月8日(土)~7月15日(月)。
2年位前でしたかねぇ。渋谷 bunkamura ザ・ミュージアムで開催された『フランダースの光』展で接したエミール・クラウス作品にいたく感動したのは。ここに再びエミール・クラウスの絵を観ることができて実に嬉しい。
まるで絵自体から光を発しているかのような明るい絵。観ていると、心が静かに穏やかになってくるではありませんか。