畑政義写像(3) -複素数[1]-
前回、畑政義写像は複素数の演算によって求められるものという話をしました。
複素数というと 4 + 2i や 3 – 5i のように、実数と虚数を綯い交ぜにした表記の値ですね。で i というのは2乗すると -1 になる虚数の基本単位。
ActionScript の数値型に虚数型や複素数型といったものは存在しません、ってゆーか、虚数型を持っているプログラミング言語というのはワタクシ寡聞にして知りません。
だったらこの複素数をプログラムで使うにはどうすりゃいいのさ。
なんてことを考えながら、前々回ご紹介した JAVA による畑政義写像のコードを覗いてみましたよ。
複素数を定義しているクラス(XComplex.java)を見ると、実数部と虚数部を別々に管理していることが分かりました。
また、複素数計算クラス(XMathC.java)が定義されており、複素数演算のやり方が分かりました。
これで複素数のプログラム的な複素数の管理方法や演算のやり方は分かった。でも、なんでそうなるのか理屈が分からない。
こりゃ基本から学ばんと話にならねぇやってんで本を買って読んでみました。
コレ←。「ゼロからわかる虚数・複素数」ってのが一番取っつきやすそうだったので買って読んでみましたよ。
複素数の何たるかはいまいち理解できませんでしたが、計算を便利にするために便宜的に作られた概念で、実数よりは人工的だなぁという印象を抱きました(もちろん実数だって人工的ですが、複素数はやはり不自然な感じを受けます)。
ところで「負の数」は、二次方程式の一般解を求める上でマイナスの値というものを設定しないと解くことができない場合がある、でもそんなもん認められん、という存在だったそうです(上記書籍P80~)。
永らく不遇をかこっていた負の数も、数直線の0より左側を延長し、数直線上に図示できるようになってから、だんだん市民権が得られてきたとか(上記書籍P102、103)。
やはり左脳より右脳って言うんですかね。ビジュアルに見えるようになって、初めて理解が進むわけですね。
続く。
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