『多面体と宇宙の謎に迫った幾何学者』
シュボーン・ロバーツ・著、糸川洋・訳
日経BP社
2,940円
数学者ハロルド・スコット・マクドナルド・コクセター。生きているうちから伝説であり神であった幾何学者。この本はそのコクセターの評伝です。
数学クラスター的には絶対に外せないコクセターですが、アート・クラスター的にもまんざら無関係とはいえない人なんですよね。と言うのも、コクセターはM.C.エッシャーの創作と、とても深い結びつきがありまして、その辺りが、第11章 ”M.C.エッシャーとの「コクセタリング」”(P277~300)に書かれています。
『ActionScript Beautifl Code』
池田泰延・著
ワークスコーポレーション
3,360円
2011年6月8日に発売された標記書籍ですが、私のコードも1点採用されました。
諸般の事情で遅れに遅れていた献本を昨日やっと頂戴しましたので、ご報告がてら、思うことなど。
当方をご訪問の方々に「この本は買い!」だなんてことは、言うまでもないことなので書きません。てゆーか既に持ってますよね? 無意味だと思うけど Amazon アソシエイト貼っつけたさ。
また執筆者である Clockmaker さんのブログが有益過ぎるとか、Beautifl とはどのようなサイトかとか、ましてや wonderfl はどんなサイトかなんてことは、当方をご覧になるような方々には常識なので、そういったことにも触れません。
ここでは採用していただいたコードの記事を読んで感じたことを綴ります。
『豆腐小僧その他』
京極夏彦・著
角川文庫
660円
映画「豆富小僧」公開に併せて、豆腐小僧関連で京極夏彦による文庫がもう一冊出ています。それが「豆腐小僧その他」です。
最初に「小説 豆富小僧」という作品が収録されています。これは「豆富小僧(角川つばさ文庫)」の再録とのこと。
で、この小説、映画「豆富小僧」とずいぶん似通っています。現代が舞台でジュブナイルなところとか、天候管理システムが出てくるところとか、実はこっちのが映画原作なんじゃないの? と思えるような筋運び。まぁ実際の展開はずいぶんと違うんですが。
『文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし』
京極夏彦・著
角川文庫
940円
先に映画「豆富小僧」について触れましたが、その原作はこの本だという。
ずいぶん前に買ったんですが長いこと積読でした。映画も観たことだし、この際原作も押さえとくか、ってなわけで、先日読了した次第。
でもこれ本当に原作なの? 話全然違うじゃん。後述しますが、同じ著者による「小説 豆富小僧」ってのもあります。が、これも原作とは言い難い。
映画はずいぶんとジュブナイルなシナリオでしたが、原作本はあにはからんや、いつもの京極節炸裂で萌える!
体裁上、幕末を舞台とした物語になっていますが、その実態は著者による「妖怪とは何か」という学術論文です。
『よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書』
森巧尚・著
毎日コミュニケーションズ
2,940円
漠然としたタイトルの本ですね。その点はハッキリ言って失敗だと思います。
が、その内容はかなり有益ですよ。買って損のない本だと思います。
アプリケーションは下記の二つの側面に分けられますよね。
- 外見、つまりユーザインターフェイス
- 機能、つまりそのアプリ自身のはたらき
普通アプリ開発はコードをガリガリ書いておこなうわけですが、iOS アプリの場合、上記の一つめについてならコードでガリガリ書かなくても済ます方法があります。
Interface Builder なら、画面上にラベルやボタン、アラート、スライダー、スイッチなどの必要なパーツを配置する、という、視覚的かつ簡単なやり方で作ることができます。
この「Interface Builder を使えば、iPhone アプリの外面がこんなに簡単に作れますよ」という解説に特化したのがこの本です。