『ヒカリエガク』
当方へご訪問の皆さまにおかれましては、Eテレで放映された「テクネ 映像の教室」第2シーズンをご覧になられたことと思います。見逃したなどという不逞の輩はおらんでしょうが、9月初めに再放送があるそうなので観るべし。
その第2回放送「プロジェクション」において、テクネ・トライの2番目のアーティストとして、真鍋大度、石橋素のお二人が参加していましたね。
作品名は "trace test – 0" というものでした。この映像は test と名づけられていたとおり、あくまでも簡易版、予告編に過ぎないものだった、ということを2012年8月24日(金)に実感してきました。
現在、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムでおこなわれている標記展覧会で、その完全版である "trace" を観ることができますよ。
『幽霊図・妖怪画 ~異形のものたち~』
毎年、夏になると美術館や博物館では、幽霊や妖怪といった異形のモノを題材にした展覧会が多く開催されます。
今夏は、福岡市立博物館で開催中の『幽霊・妖怪画大全集』(会期:2012年6月30日~9月2日)が、お化け好きにはチョーやばい。
YKI48総選挙もかなりヤバいけど、出品作品がツボを押さえた素敵ラインナップでこれまたやばい。
神奈川から福岡まで遠征しようか迷ったけれど、Twitter の TL で、なんと来夏、本展覧会が横浜そごう美術館で開催されることが決まったという、萌え過ぎる情報を入手したので1年間モヤモヤしながら待ち続けようと思う。
福岡では160点もの作品が展示されているそうだけど、そごう美術館の広さを考えると、すべて展示できるか否か微妙な気もする。規模縮小されるのかなぁ、と危惧もしたり。
それはさておき。
幕末から明治にかけて活躍した日本が誇る天才絵師・河鍋暁斎。
種々様々なものを描いた暁斎ですが、その中でも幽霊や妖怪、おどろ、残酷などの画題は、暁斎を特徴づけるものです。
埼玉県蕨市にある河鍋暁斎記念美術館では、2012年7月1日(日)~8月25日(土)の会期で、標記展覧会がおこなわれていました。一部展示替えがあるということでしたので、7月21日(土)と8月24日(金)に観てきた次第。
『ウルトラマン・アート!』
今年の夏は特撮が熱い!
そんなわけで2012年8月24日(金)は、2012年夏の特撮祭り第1弾として、埼玉県立近代美術館で2012年7月7日(土)~9月2日(日)の会期でおこわなれている標記展覧会を観てきました。
今夏はどういう縁なのか首都圏の3つの美術館で特撮関連の展覧会がまとまって開催されています。
他の2つは、東京都現代美術館で開催されている『特撮博物館』(会期:2012年7月10日~10月8日)と、弥生美術館で開催されている『奇っ怪紳士!怪獣博士! 大伴昌司の大図解 展』(会期:2012年7月6日~9月30日)。
前者が日本特撮通史的な展示、後者は氏の少年雑誌における活躍関連の展示らしいです。
そして本展は、円谷プロによる特撮TVドラマ「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の2作品に絞ったもので、怪獣・宇宙人のデザイン画や、実際に撮影に使われた着ぐるみや小道具などが展示されていました。
誤差拡散法(2)
前回は誤差拡散法の概観を見ました。
今回は誤差の拡散(差分値の振り分け)はどのようなアルゴリズムでおこなわれるのか、その種類を見てみます。
いきなり wonderfl 投稿コードから。それぞれのボタンをクリックすると、それぞれのアルゴリズムに基づいた結果を表示します。
Error Diffusion – wonderfl build flash online
併せて、英語版ウィキペディアの "Dither" のだいぶ下の方に各種の誤差拡散法で2値化した画像がずらっと並んでいることもお知らせします(ディザ法によるものが上段、中段と下段に誤差拡散法によるものが4種類ずつ計8種類示されています)。
誤差拡散法(1)
カラーイメージを2値化しながらも、自然な濃淡を感じさせる手法ハーフトーニング。
それを実現するための2つの方法のうちの2つ目、誤差拡散法について見てみます。
前々回見たディザ法のうちの「組織的ディザ法」というのは、名が体を表していないのではないか、ということを述べましたが、この誤差拡散法ってのもの、ちょっとどうかと思う名づけです。といっても英語の Error Diffusion を直訳したもんなんですけどね。
じゃあどう呼ぶのか? 「差分振り分け法」というのが適切なんじゃないかなぁと思います。
この方法はどのようなことをするのか。