『暗がりのあかり チェコ写真の現在』
この際ハッキリさせておこうと思う。
芸術写真はモノクロのゼラチンシルバーに限る!
平成22年6月19日(土)~8月8日(日)まで資生堂ギャラリーで開催されている標記展覧会を見て、改めてそう強く感じました。
てなワケで『ハンス・コパー展』の次はこれのレポ。
『ハンス・コパー展』
平成22年7月28日(水)は夏休を取って新橋・銀座界隈の展覧会をいくつか見てきました。
まず、パナソニック電工 汐留ミュージアムでH22年6月26日(土)~9月5日(日)まで開催されている標記展覧会の話から。
このハンス・コパーという人は、先だって国立新美術館で回顧展が開かれていたルーシー・リーの弟子とのこと。
ルーシー・リーの器も素晴らしいものばかりだったんですが、ハンス・コパーの作品も師匠とは違った方向性でとても素晴らしい輝きを発していました。
『ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ』
平成22年7月25日(日)、そごう美術館で開催されていた『鴨居玲展』の後は、桜木町に移動して、横浜美術館の標記展覧会を見ました。
会期は平成22年7月2日(金)~9月4日(土)
『鴨居玲展』
平成22年7月25日(日)、横浜のそごう美術館で標記展覧会を見てきました。
筆致や色遣いはどれもこれも全く同じ。モチーフやタイトルは何度も何度も同じ物を繰り返す、いやモチーフどころか構図に至るまで同じことを繰り返す。セルフカバーとでも言いますか。
一枚見ればあとは見なくてもいいかも、とすら思わせるこの引き出しの少なさは一体何なのか。
音楽で言えば川井憲二や渡辺宙明という人々がいるけど、画家でここまで徹底してワンパターンな人は初めて見た。
才能がない人ではない。いやむしろとても優れた技量の持ち主であることは、各作品、とくにクロッキーを見るとよく分かる。
でも何でいろいろな技法や題材にチャレンジしないんだろう、普通、芸術家ってどんどん変わっていくもんだけど、ここまでの頑なさは驚異に値する。でもこの陰鬱な作風は嫌いではないので、見ていて退屈はしませんでしたけどね。
Delaunay Letter
ボロノったら、今度はドロネってみたくなるのが人情というもの。
てなワケで、こないだの Voronoi Letter と同じモチーフを、ドロネー三角形分割でもって描画するものを wonderfl に投稿しました。