『台北 國立故宮博物院-神品至宝-』
2014年6月28日(土)、日本の超絶技巧を堪能した後は、中国の超絶技巧を堪能するために東京国立博物館へ移動。その会期が2014年6月24日(火)~9月15日(月)だという、始まって間もない標記展覧会を鑑賞しました。
まずは、日本サイドの一部がやらかした失態を、寛い心で許してくださった台湾当局の方々に感謝!
で、展覧会の中身についてですが、書がけっこう多くて、書にあまり興味のない私といたしましては、ちょびっと残念。
『曜変・油滴天目 茶道具名品展』
2013年3月9日(土)は静嘉堂文庫美術館で標記展覧会を観てきました。
三菱財閥の岩﨑彌之助・小彌太父子による茶道具コレクションが堪能できるすばらしい展覧会。大名物である茶入「付藻茄子」「松本茄子(紹鴎茄子)」をはじめとする茶入れや数々の碗が楽しめます。とりわけタイトルに挙げられている2つの碗は見惚れてしまいますよ。
『渋谷英一展 -陶 モノクローム モノローグ-』
2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その2。
出光美術館で白磁と白天目を堪能した後は、LIXIL ギャラリーへ移動。ここのガレリアセラミカにおいて、2012年9月6日(木)~10月4日(木)の会期でおこなわれている標記展覧会を観ました。
『東洋の白いやきもの』
2012年9月15日(土)は、有楽町~日本橋の4大美術館ほか、いろいろ巡回してきました。
まずは出光美術館で、2012年8月4日(土)~10月21日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会の感想。
東洋の白い焼き物といえば当然、白磁のことですね。
白磁に使われる釉薬は透明なもので、あの白は土そのものの色であるということを、この展覧会を観て知りました。
青磁の青い釉薬がどんどん薄まって透明な釉薬になったことで白磁が生まれたとか。
その過程で、青磁の釉薬よりは薄いが完全に透明になりきっていない釉薬による、全体としては白磁だが、釉薬が厚く溜まった部分は青い、青白磁というものも生まれたらしいです。
たしかに白磁の白は美しいと思います。でも白磁あまり好きじゃないんですよねー。
じゃ何でこの展覧会を観に行ったのかというと「白天目」なる茶碗が展示されるという情報を得たからです。
天目茶碗というと先般、根津美術館で観てきましたが、金属光沢を放つ藍色と蛇の目模様の美しさが印象的なものです。
その天目で、白い茶碗とは一体如何なるものなのか。
『中世人の花会と茶会』
根津美術館では、2012年6月2日(土)~7月16日(月)の会期で、収蔵品を核とした標記展覧会が開催されています。2012年7月4日(水)、『大エルミタージュ美術館展』に続いて、この展覧会も観てきました。
本展に赴いたは目的は「曜変天目茶碗」ただそれのみ。
曜変天目というと世界に数点しか存在しない貴重な品。
それらは中国宋の時代に作られたが、全部、日本に渡来しているという。
その深い瑠璃色の金属光沢。表面に散在する丸い文様。全体を覆う油膜のように七色に輝く構造色。
実に美しく妖しく魅惑的な茶碗です。
関東では、世田谷にある静嘉堂文庫美術館が所蔵していて、年に1回程度展示さますね。
機会がなく私はまだ観たことありませんが2013年1月22日(火)~3月24日(日)に展示されるそうだから絶対観に行かないとな。
その曜変天目を根津美術館も所蔵しており、本展で公開されるという情報を得て、行ってきた次第。