『お伽草子』

10月 15, 2012 by · Leave a Comment
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『お伽草子』

『お伽草子』


2012年10月8日(月)に、サントリー美術館の標記展覧会を観ました。

年代物の絵巻物という性格上、その展示にはかなりの制限が課せられることでしょう。そのため、かつて日本には物語があふれていた、とカタログ的に数多くの物語を紹介するというコンセプトになったものと思われます。そしてそれは、限られた条件内でベストを尽くしたものだ、ということは理解しているつもりです。
しかしその結果として、それぞれの物語の紹介が細切れになり、各物語のストーリー全体がつかみにくかったように思えます。その点で個人的にはモヤモヤする展覧会でした。

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『没後120年記念 月岡芳年(前期)』

10月 10, 2012 by · Leave a Comment
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『没後120年記念 月岡芳年(前期)』

『没後120年記念 月岡芳年(前期)』


去年は歌川国芳没後120年ということで、大規模な国芳展が複数か所で開催されました。
今年はその弟子である月岡芳年の没後120年に当たるとのこと。そんな月岡芳年の回顧展が、現在、太田記念美術館で開催されている標記展覧会です。師匠と1年違いということはかなりの早死にだったんですねぇ芳年は。

本展の会期は、2012年10月2日(火)~11月25日(日)の約2か月ですが、前期と後期に分れており、全作品展示変えを敢行。それぞれの会期は、前期が2012年10月2日(火)~10月28日(日)、後期が11月1日(木)~11月25日(日)となっていますが、さらに、前期は前半と後半に分れ、前期前半が10月2日(火)~10月14日(日)、前期後半が10月16日(火)~10月28日(日)というスケジュール。

私が目当てとしていた作品は前期の前半のみ展示という情報を得たので、急ぎ2012年10月8日(月)に前期を観てきた次第。

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「ドロネー三角分割でWEBカメラ表示」高速化

10月 9, 2012 by · Leave a Comment
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先般 wonderfl に s26 さんが投稿したドロネー三角分割でWEBカメラ表示が激萌えなんですが、速度が激萎えなんです。
コードを拝見してみたら、なんか C 言語のコードを ActionScript に直訳したような記述。
自前でゼロから書かなくても、Actionscript の既存クラスメソッドが使えるなぁ、とか、過去、先達が高速化のために使わない方がよいと言ってたメソッドを使ってるなぁ、とか、いろいろあったので、今現在持てるテクニックを導入して、コードを書き換えてみます。
それがコレ↓

forked from: ドロネー三角分割でWEBカメラ表示 – wonderfl build flash online

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『大伴昌司の大図解展』

10月 5, 2012 by · Leave a Comment
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『大伴昌司の大図解展』

『大伴昌司の大図解展』

特撮の夏、日本の夏2012。その9月26日の二発目。
特撮博物館』の興奮冷めやらぬまま、特撮関連三つめの展覧会である標記展覧会を観に、池之端へ向かいました。会場は弥生美術館、会期は2012年7月6日(金)~9月30日(日)です。

少年マガジンの煽情的な巻頭特集における氏の仕事が網羅的に展示されている、我々の世代的にはかなり郷愁を誘う展覧会なんでしょうが、私は雑誌派じゃなくて単行本派。雑誌読まない人なので、いまいち懐かしさは感じませんでした。
とは言え、怪獣の解剖図はそんな私でも知っています。それだけ一世を風靡したってわけですねぇ。

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『特撮博物館』

10月 4, 2012 by · Leave a Comment
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『特撮博物館』

『特撮博物館』

なぜか特撮関係の展覧会が首都圏で3つも開催される2012年日本の夏。
以前そのうちのひとつ、埼玉県立近代美術館で開催された『ウルトラマン・アート!』(会期:2012年7月7日~9月2日)について書きました。
今回はその二つめ、2012年7月10日(火)~10月8日(月)の会期でおこなわれている標記展覧会を2012年9月26日(水)に観てきました。会場は東京都現代美術館。

東宝、大映(現・角川)、円谷プロ、ピープロと制作会社をまたがり、マスク、着ぐるみ、ミニチュア、電飾といった造形や、操演や火薬、破壊、特殊効果などの各種技術、そして背景美術に合成撮影技法などなどなど…… 特撮のすべてを網羅せんと試みた意欲的な展覧会。よくぞまぁここまで揃えたものだ、と関係諸氏の特撮にかける熱意と愛情には感嘆いたします。

が、その特撮通史という性格上、そしてあまりの展示品の豊富さゆえ、観ている側としては焦点が絞れず、展示物は充実しているにもかかわらず、なんとなく散漫な印象が残ってしまう。その点では先に観た『ウルトラマン・アート!』の方が、ぎゅっと詰まってた感は高いように思えます。

しかし、本展を企画した関係者の方々の真の目的は、日本の伝統芸と呼んで差支えない「ミニチュア特撮」の存続なので、とにかく観客を圧倒させればいいのだということに気づきました。

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