『大伴昌司の大図解展』

2012 / 10 / 05 by
Filed under: 展覧会日記 
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『大伴昌司の大図解展』

『大伴昌司の大図解展』

特撮の夏、日本の夏2012。その9月26日の二発目。
特撮博物館』の興奮冷めやらぬまま、特撮関連三つめの展覧会である標記展覧会を観に、池之端へ向かいました。会場は弥生美術館、会期は2012年7月6日(金)~9月30日(日)です。

少年マガジンの煽情的な巻頭特集における氏の仕事が網羅的に展示されている、我々の世代的にはかなり郷愁を誘う展覧会なんでしょうが、私は雑誌派じゃなくて単行本派。雑誌読まない人なので、いまいち懐かしさは感じませんでした。
とは言え、怪獣の解剖図はそんな私でも知っています。それだけ一世を風靡したってわけですねぇ。

雑誌の当該ページとその原画、そして一部ではキャプション原稿などが並べて展示されており、どのような素材がどのように編集されたのか、ということが分るようになっており、これはなかなか興味深い。
そしてその怪獣の解剖図ですが、それらはすべて氏が考案なさったものとのことです。ウルトラQから既に円谷プロにブレーンとして参加していたとのこと。氏によるラフスケッチが絵師の手にかかって迫力ある原画になるさまは、これまた興味深い。

ところで、ここに並んでいる構成、「水木しげる 妖怪大画報」も全く同じですね。ってゆーか「水木しげる 妖怪大画報」は少年マガジンの巻頭特集を書籍にまとめたものなんですが、構成は水木先生本人によるものじゃなかったんだなぁ。

また、少年マガジンの巻頭は、ウルトラ怪獣もの以外も、怪奇ものだの、秘境ものだの、ずいぶんいろいろと企画していたんだなぁ、ということも分かる展覧会でした。



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