『江戸へようこそ! 浮世絵に描かれた子どもたち』
2014年7月26日(土)、千葉市立美術館で標記展覧会鑑賞。
本展覧会は公文教育研究会が所蔵する作品を主に構成されています。
会期は2014年7月8日(火)~ 8月31日(日)ですが、前期は8月3日(日)まで、後期は8月5日(火)からと2期に分かれており、割と大きな展示替えがあるとのこと。
あまり興味ないテーマゆえ、通常ならスルーするところですが、Twitter の TL で《百鬼夜行絵巻》が展示されるという情報を得たのです。
なぜ子どもがテーマの展覧会で《百鬼夜行絵巻》が? と気になって、千葉市美術館ウェブサイトの当該ページへ行ったらば、出品リストが掲載されてまして、それを見ると「第6章 子どもの好きなお話」というコーナーで「妖怪」の文字がたくさん踊っているじゃあありませんか。
だったら、千葉県立中央美術館『もののけ来たぞ! 第2部 浮世絵のもののけ』(会期:2014年6月28日(土)~7月27日(日))と併せて観ようかい、と訪れた次第。
第1~5章までのレポは、子どもの微笑ましい姿を見ていると心が和みますねぇ、と雑に一括りで済ませて、妖怪クラスタ的には第6章に集中します。
『多賀 新 ―線描の魔術師―』
もう30年くらい前ですかねー。春陽堂書店という出版社から文庫版の江戸川乱歩全集が刊行されまして、そのカバー絵に強い衝撃を受けました。
細密な線。モノクロームのグラデーションの美しさ。エロスとタナトスが支配する暗黒幻想世界を描いた緻密な画面構成。心を鷲掴む絵の数々に酔い痴れたもんです。
江戸川乱歩はそれほど興味ないのに、カバー目当てで毎月刊行される文庫本を買い続けました。それらの文庫本は積ん読のまま月日が経ち、やがてそのカバー絵をまとめた画集が出版されました(「銅版画・江戸川乱歩の世界」)。もちろん即買い。文庫本の方は散逸してしまったのでした。そんな過去の想ひ出。
それらの心躍る絵を描いたのは多賀新というお名前の版画家でした。
その多賀新の展覧会が2012年11月3日(土)~2012年12月16日(日)の会期で開催されるというので、終了間際の2012年12月12日(水)、会場である芳澤ガーデンギャラリーへ行ってきた次第。
『どうぶつ大行進』
2012年8月8日(水)の千葉遠征記の続き。
先に観ていたのはこっちなんですが、千葉市美術館で2012年7月14日(土)~9月2日(日)の会期で開催中の標記展覧会の話。
まず始めに断っておくと、この展覧会マジお勧め。近場の人もそうでない人も、観といた方がイイっす。
『魔法の美術館 光のアート展』
2012年8月8日(水)は千葉まで遠征して二つ、展覧会を観てきました。
まずは後から観た、2012年7月14日(土)~9月2日(日)の会期でおこわなれている千葉県立美術館の標記展覧会について。
『妖怪変化の時空』
2011年9月1日(木)は千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館まで遠征してきました。
国立歴史民俗博物館の展示は全部で6つに分かれていますが、その3番目「近世」の展示室の一角では定期的に特集展示が組まれています。
2009年にも『百鬼夜行の世界-百鬼夜行絵巻の系譜-』と題した特集展示がおこなわれたので見て来ましたが、今回見に行ったのもやはりお化けの展示。
標記タイトルで2011年8月2日(火)~9月4日(日)の間おこなわれているのを、滑り込み気味のタイミングで見てきました。
本展示では以下の4つのテーマに沿って、館蔵資料が展示されています。
- 「風聞と怪異・妖怪」
- 「歌舞伎の中の怪談・妖怪」
- 「妖怪絵巻の世界」
- 「妖怪絵師列伝」
以下テーマごとに思うことを徒然なるままに。