『魔法の美術館 光のアート展』
2012年8月8日(水)は千葉まで遠征して二つ、展覧会を観てきました。
まずは後から観た、2012年7月14日(土)~9月2日(日)の会期でおこわなれている千葉県立美術館の標記展覧会について。
本展覧会は『魔法の美術館』という部分は固定で、去年だか一昨年だかから、日本の各地で開催されているものらしい。サブタイトルは開催地によってまちまちです。
また同時多発的に開催もされており、今だと、この千葉県立美術館の他に、名古屋の松坂屋美術館(2012年7月28日(土)~ 9月2日(日))と福井県立美術館(2012年7月27日(金)~8月26日(日))の3つの美術館で開催中。会場ごとに若干展示物が異なりますが、けっこう同じものも展示されています。
デジタルアート、メディアアートってのはまぁコンセプトが作品ですからねぇ。プログラムは複製可能だし、物理的実体も工業製品的に量産が可能。
絵画や彫刻みたいに1点ものじゃないから、こんなふうに離れた別々の場所で同時開催できるんだよなぁ、という当たり前のことを、改めて認識しました。
「10番目の感傷(点・線・面)」なんか展示されるたびにルックスが違うからなぁ。
本展で観られて良かったかなと思えたのは、"Lake Awareness"(森脇裕之) くらいすかねぇ。三角形の基盤の中央に LED がついたユニットを組み合わせて編んだ光の網といった印象。各ユニットにはセンサーもついていて、近づくと光が点って音が鳴る仕組み。それが波紋のように広がるさまが美しい作品でした。
ところで個人的には "fade out" が観たかったんですよねー。
ヘボいパチもんを wonderfl に掲載した身としては。しかし残念ながら千葉では展示されいません。上記の他の2会場では展示されているらしい。きーっ!
名古屋まで行かないとダメかなぁ、でも展示物かぶりまくりなのに、名古屋まで遠征するのはちょっとツラいなぁ、と思っていたら朗報が飛び込んできた!
埼玉県で今 "fade out" が観られるっぽい。
川口市の SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザで2012年7月28日(土)~11月16日(金)の会期で開催されている『ヒカリエガク』という展覧会に、真鍋大度/石橋素コンビの作品が2点展示されるとのこと。作品名は明記されていませんが(展覧会情報にも石橋さんのサイトにも)、展覧会情報には "fade out" の写真が掲載されているから、おそらく展示されるんだろうという希望的観測の元、SKIP シティに行こうと思う。
そこでも “fade out” が見られなかったら、名古屋行きを検討しますかね。
本展の出展者・グループは以下のとおり(ペアの人の場合、分割しています)。アトリエオモヤからは3人が個人でも参加してるなぁ(順不同、敬称略)。
Processing
openFrameworks
Pure Data
Processing、openFrameworks、Pure Data。メディアアート作品向けと言われる言語の解説書をこのように並べてみると、やはり Processing に一日の長があるって感じすかねぇ。
kinect
ビジュアライゼーション
メディア・アート
Comments
2 Comments on 『魔法の美術館 光のアート展』
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motoi on
金, 10th 8月 2012 6:32 AM
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Aquioux on
金, 10th 8月 2012 9:14 PM
fadeout、スキップシティで展示しています。
もう一点は、traceという映像作品(新作)です。
よろしくお願いします!
作者さま自らご教示いただるとは幸いです!
新作の trace も楽しみです。ぜひとも拝見させていただきます。
ありがとうございました。
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