『福沢一郎絵画研究所 展』
2010年12月23日(金・祝)は板橋区立美術館で標記展覧会を観てきました。
会期は2010年11月20日(土)~2011年1月10日(月・祝)。
板橋区立美術館は良いですよね。収蔵方針と企画展はいつも楽しみです。
公式サイトの説明によると板橋区立美術館の収蔵方針は以下の三つから成り立っているそうです。
- 江戸狩野派を中心とした江戸時代の古美術(近世絵画)
- 大正から昭和前期までの前衛美術作品(近・現代洋画)
- 池袋アトリエ村や区内ゆかりの作家などの作品(近・現代洋画)
そして展示活動としては、上記収蔵方針1に対応する「江戸文化シリーズ」や、収蔵方針2および3に対応する「20世紀検証シリーズ」などが、板橋区立美術館単独の企画展として展開しています。
浮世絵に興味があって、シュルレアリスム好きな私としては、他では見られないオンリーワンな企画展には実に辛抱堪らんわけです。
それ以外に巡回企画展として「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」も催されており、これまたなかなか魅力的なシリーズですよ。
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『カンディンスキーと青騎士展』
三菱一号館美術館にて2010年11月23日(火)~2011年2月6日(日)の会期でおこなわれている表記展覧会に、2010年12月18日(土)行ってきました。
三菱一号館美術館、初めてだったんですが、展覧会よりも美術館自体に対して、かなり強い印象を持ちましたので、まずは美術館自体の感想を少しばかり。
『ユーフラテス展』
2010年12月18日(土)、ggg へ行ってきました。2010年12月2日(木)~25日(土)の会期でおこなわれている標記展覧会を観てきました。
慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の卒業生から構成されるクリエイティブ・グループ、ユーフラテス。この展覧会では、その結成(2005年)から5年間にわたる作品を一覧することができます。
1階展示スペースでは「ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE」「イデアの工場」「0655と2355」。
地階展示スペースでは「“これも自分と認めざるをえない”展」「君の身体を変換してみよ展」「日常にひそむ数理曲線」「ピタゴラスイッチ」等々といった展覧会や制作物の展示がされています。
そして各作品は、何を基盤とし、どのような思索を経て作品に結実したのか、ということが解説されています。ユーフラテスの制作の秘密を、ユーフラテス自らが明かす、まぁ自作解題といった趣の展覧会ですね。
それらの解説を読んで思うのは、実に科学的なプロセスによって作品が作られているなぁ、ということ。
『マンガ・ミーツ・ルーブル 美術館に迷い込んだ5人の作家たち』
横浜に BankART1929 という施設がありまして、2010年12月6日(月)~17日(金)の会期で標記展覧会が開催されています。
2010年12月9日(木)、仕事で横浜に行ったついでに観てきました。
バンド・デシネ、まぁざっくり言っちゃうと、フランスのコミックですね。メビウスとかエンキ・ビラルとかが有名ですね。
なんでもかのルーヴル美術館がそのバンド・デシネに着目したんだそうです。でもってバンド・デシネを代表する作家たちにルーブル美術館をテーマにした作品の制作を依頼し、単行本の出版をおこなう、というプロジェクトがあったとのこと。
そのプロジェクトには日本からは、かの荒木飛呂彦が参加しました。
その作品こそがウルトラジャンプに3号に渡って分載された「岸辺露伴ルーヴルへ行く」ですね。
ゲゲゲの女房
NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は第1回放送を観て、それ以降観るのをやめました。だってさー、NHK連続テレビ小説だから仕方ないとは思うけどさー、爽やか過ぎるでしょういくら何でも。
「ゲゲゲの女房」の原作本は読んでないけど、「のんのんばあとオレ」「ねぼけ人生」「ほんまにオレはアホやろか」といった水木先生の自伝を、昔から読んでいた者としては違和感ありまくり。そんなかなり釈然としない毎日を送っていた中、↑の映画『ゲゲゲの女房』予告編を観て、一気に心が晴れ渡りました。