線対称と点対称
数学の「反転」を勉強中。
「反転」という数学用語は、どうも複数の概念を指すようですが、私が学んでいるのは、ウィキペディアの当該項目の第2番目、円に対する写像の「反転」です。ちなみに対象は2次元の話。
ウィキペディアには以下のように書いてあります。
中心がOで半径がrの円があり、Oを含む直線上に2点P,P’があり、OP*OP’=r2 であるとき、PをP’に写す操作をこの円に関する反転という。同様に球面や超球面に関する反転も定義できる。
文章だけだとイメージしづらいので、図入りのページ「反転とその応用」の一番最初の説明も併せてどうぞ。
で、この反転というのは「ハイプレイン -のりとはさみでつくる双曲平面-」という本の P28 によると「円に対する線対称」だとのこと。
とりあえずここで対称について再確認しときますかね。
『ゲゲゲ展』
佐藤雅彦先生がその著書の中で次のように述べてらっしゃいます。
以下は「毎月新聞(中公文庫)」の第5号「ブーム断固反対」という章からの引用です(P41~42)。
個人が、ある商品を「必要」として買う。あるいは「好き」で買う。これはとても健全な消費の形である。
(中略)
それに対しブームにおける消費はだいぶ違ってくる。まわりの人が持っているから、マスコミがものすごく取り上げているから、といった理由が動機づけの多くの比重を占めてくる。
(中略)
ブームとは扇情的な力による消費の爆発的拡大である。そのとき、個人個人は、その商品の本来の価値よりも、「その商品を手に入れるかどうか」が大きな価値基準となり、人々は手に入れることによってかなりの部分で満足させてしまう。
平成22年8月21日(土)、銀座松屋8階大催事場で開催されている標記展覧会を体験してそのことを痛切に感じました。
『納涼 妖怪・化け猫』
大屋書房店頭で仕入れた面白げな浮世絵もの展覧会2件目は、豊洲ららぽーと内にある、平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYOが会場です。
平成22年8月3日(火)~29日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会。平成22年8月15日(日)に行ってきました。
『浮世絵動物園』
おまえら! 京極夏彦好きですよね?
で、映画「姑獲鳥の夏」はご覧になりましたか?
その中に出てくる古書店京極堂にはモデルがありまして、神保町にある大屋書房というのがそれなんです。
まぁそのことは以前にも触れましたが、先日、神保町を散策していたら、その大屋書房の店頭で面白げな展覧会の案内を2件見かけました。今回と次回はその展覧会についてのレポ。
まず1件目。平成22年8月14日(土)に、原宿にある太田記念美術館に標記展覧会を見に行ってきました。会期は平成22年8月1日(日)~26日(木)まで。
『オルセー美術館展2010』
平成22年8月14日(土)、『マン・レイ展』に続いて、同じく六本木は国立新美術館でおこなわれている標記展覧会を見ました。会期は平成22年年5月26日(水)~8月16日(月)でした。
この展覧会、大好評で毎週土曜日もイレギュラーで時間延長をしているのに、それでも常に混んでいるという状況。
でも通常だったら閉館時間の18時を過ぎると、比較的待ち時間が短くなるというので、それを目指していたら目算誤って1時間早く『マン・レイ展』を見終わってしまった。
というわけで結局50分待ちの行列に並ぶことになったんでした。
それにしても単体の美術館の収蔵品でこれだけの作品が並ぶというのは、さすが、おフランスの名門美術館ざんす。
美術の教科書で見たよ、テレビで見たよ、本で見たよ…… そんな作品が目白押し。
そんな中、いくつか印象に残った絵について徒然なるままに。