『メディア・アート創世記』
坂根厳夫・著
工作舎
3,360円
Kinect 発売で巷は大フィーバー。インスタレーションやデジタルサイネージが一気に草の根的に拡がりそうな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
個人営業主のウェブクリエイターやインディペンデントなアーティストといった人々でも、今後はインスタレーションやデジタルサイネージを容易に扱えるようになるんですかねぇ。技術の進歩が、誰でもがメディア・アーティストになれる時代を招来したってことなんですかねぇ。実に心が躍る時代になったたもんです。
『熱帯夜』
曽根 圭介・著
角川ホラー文庫
620円
この文庫には、表題作である「熱帯夜」と「あげくの果て」「最後の言い訳」の3つの短編が収録されています。
以下、それぞれの作品について思うところなんぞをつらつらと。
「熱帯夜」は、ストーリーそれ自体は特に斬新だったり、目を見張ったりというものではありません。
しかし、筋運びにある仕掛けが施してあり、それは実に巧みです。仕掛けに気づいたとたん思わず膝を打ちたくなる見事さで、実に素晴らしい。
『黙示録 -デューラー/ルドン』
今回は、2010年11月13日(土)に行ってきた3つの版画展覧会の最後、東京藝術大学大学美術館で2010年10月23日(土)~12月5日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会についてです。
前回も述べましたが、この展覧会と国立西洋美術館で開催されている『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然』は姉妹展であり、メルボルン国立ヴィクトリア美術館収蔵品であるデューラー・コレクションが展示の核になっています。
『アルブレヒト・デューラー版画・素描展』第1章「宗教」はキリストの受難伝をメインとした宗教版画の展示でした。
この展覧会はうって変わって「ヨハネの黙示録」がテーマです。
ちょっとぉ、町のオカルト好きには堪んないチョイスじゃなーい。そして実際に展示を見るとこれがまた期待を裏切らない出来で、もー萌える!
『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然』
11月13日(土)に見てきた3つの版画展その2は、『19世紀フランス版画の闇と光』と同じ会場である国立西洋美術館で2010年10月26日(火)~2011年1月16日(日)の会期で開催されている標記展覧会について。
この展覧会と東京藝術大学大学美術館で開催中の『黙示録―デューラー/ルドン』は、オーストラリアにあるメルボルン国立ヴィクトリア美術館が誇るデューラー・コレクションが展示の核になっている姉妹展です。
『19世紀フランス版画の闇と光』
いま上野では、国立西洋美術館と東京藝術大学大学美術館の2カ所が連携して、デューラーの展覧会をおこなっています。
それに先行して国立西洋美術館では、版画をテーマにした標記展覧会が2010年9月18日(土)~11月28日(日)に常設展内で行われています。
2010年11月13日(土)はそれら3つの展覧会を見てきたんですが、本稿は標記展覧会についての話。
ところで私知らずに行ったんですが、その日は常設展無料観覧日だったとのことで、普通なら420円払うところ、タダで見てきました。サイトで調べたら何と文化の日(11月3日)と毎月第2・第4土曜日は常設展が無料。ありがたやありがたや。