『ウィレム・デ・クーニング展』

2014 / 12 / 15 by
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『ウィレム・デ・クーニング展』

『ウィレム・デ・クーニング展』

2014年12月12日(金)、ブリヂストン美術館で標記展覧会を観ました。

デ・クーニングって名前は聞いてたけど、どのような作品を描いていた画家なのか不勉強で知りませんでした。
ジャクソン・ポロックと並ぶアクション・ペインティングの代表的作家であり、抽象表現主義の創始者の一人として20世紀美術史上、重要な画家である、ということを会場入口の序言で読み、居住まいを正しながら観ました(ちょっと大げさ)。

本展を観て感じたことは、色遣いが実にイイなぁってことです。
作品全体としてみると、もっと濁った色遣いの作品も数多くあるようですが、今回観たカラー作品は実に美しいです。
クリーム色や淡いピンク、オレンジ、黄などの基調色は、見ていて心が安らぎます。
そして補色になるライトグリーンや水色、青も実に爽快。

描かれた内容について感じたのは、ちょっと物足りないかなぁ、ということ。
題材は女性。かなり大胆なデフォルメが施されていますが、顔とか足とか、人であることが認識できます。もっと突きぬけて、どこが女の顔でどこがボディラインか判らないなぁ、くらいの抽象化がなされていたら、とても好みだっただろうな、と感じた次第。

会期は2014年10月8日(水)~2015年1月12日(月)です。

ところで、本展の出品点数は油彩、水彩、素描、彫刻で35点。ずいぶん少ないなぁと思っていたら、第1、2展示室の二室のみの使用。ブリ美でこのような企画展を体験したことなかったので、ちょっと驚かされました。

残りの8つ展示室ではブリヂストン美術館が誇る、煌めくような所蔵品の数々を堪能させていただきました。



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