再び、判別分析法による閾値の自動計算について(2)
最近ネットで見つけた「大津の二値化画像」というページに書いてある判別分析法による閾値の自動計算方法が、著しく少ないループ回数で済んでいる、という話の続き。前回はこちら。
再び、判別分析法による閾値の自動計算について(1)
以前、画像を二値化するときの閾値の計算で算出する「判別分析法」(またの名を「大津の二値化」)なるものについて学びました。
そのとき参考にしたのは「実践画像処理入門」という本で、P69~71に記載された C のコードを ActionScript に移植しました。
Simpley Martin Attractor
Hopalong というカオスを先に見ました。
Barry Martin というイギリスの数学者によるもので、Scientific American 1986年9月号において、A. K. Dewdney という数学者が “Computer Recreations” というコラムで紹介してから有名になったものだということでした。
その Barry Martin による、さらに簡単な漸化式で実現できるカオスがあるということなので、今回はそれについて触れてみます。
特に名前は付けられていないっぽい。どうしたものか。Hopalong も Martin Attractor っていうから、とりあえず Simpley Martin Attractor とでも呼びますか。それが↓
Simpley Martin Attractor – wonderfl build flash online
Hopalong
Hopalong – wonderfl build flash online
イギリスはバーミンガムにあるアストン大学の Barry Martin という人によって発見されたカオスで、Scientific American 1986年9月号に掲載された A. K. Dewdney という人のコラム “Computer Recreations” に紹介されたことで有名になったんだそうです。
というわけで発見者の名をとって Martin Attractor とも呼ぶとか。
その名前の由来は調べてもよく分かりませんでしたが、Iterations II – Hopalong の記事には、”hop along”(沿って跳ねる)が語源と思われる文章が出てきます。
ある点から始まり、楕円軌道に沿って跳ね回る点によって図が描かれる、というような意味のことが書いてあります。
↑に示したもののコードにおけるパーティクルの色決定は、漸化式によって求められた順に HSV のように循環するようにしています。
例えば、パーティクルが同心円状に打たれるのならば、同心円状に内側から外側に向かって滑らかな色となるはずですが、実際のところ、そうなっていません。
同心円状に色が飛び飛びになっています。この辺りからも hop along という印象を受けますね。