『甲田千晴 展 -土の記憶 刻生-』
2011年7月16日(土)新橋・銀座ギャラリー巡り感想ふたつめは INAX ガレリアセラミカ で2011年7月5日(火)~8月1日(月)の会期でおこなわれている標記展覧会の感想。
『三井記念美術館 館蔵品展』
最近、本屋のマンガコーナーに一話分のみを掲載した試し読み版の冊子がありますよね。
仕事場近所の書店に「へうげもの」の試し読み冊子があったんです。NHKでアニメになったし文庫版も出たし、ちょっと興味があったんで読んだところ、心を鷲掴まれました。一も二もなく文庫の1、2巻を買った次第。
で、その第1巻に収録された第8席「カインド・オブ・ブラック」という話に、千利休が黒い楽焼茶碗に心奪われるというシーンがありまして、その黒楽茶碗が実に良い感じの絵で心惹かれたんですわ。そういえば、三井記念美術館で今、収蔵品展がやっていて、その展示品リストに黒楽茶碗があったなぁ、と思い出しました。マンガに描かれた黒楽茶碗の現物ってこれかなぁ、と興味が湧いたので、そのうち行こうと思っていたんです。
そんなわけで、日本橋高島屋の『ジパング展』の後は徒歩で三井記念美術館に移動、標記展覧会を見た次第。
会期は2011年4月16日(土)~6月19日(日)。本来この期間はホノルル美術館収蔵品による北斎展がおこなわれる予定でしたが、東日本大震災の影響で中止になりました。そこで急遽、収蔵品の展覧会に差し替えられたとのこと。
『三代徳田八十吉展』
去年末のこと。
年明け早々どっか展覧会を観に行きたいなー、とネットを徘徊していたら、そごう美術館でおこなわれる標記展覧会のページで指が止まりました。
この色のグラデーションの美しさ。とりわけ青の深み。その鮮烈な存在感には目を奪われましたよ。
そんなわけで2011年1月8日(土)、銀座方面からの帰り道、途中下車して、横浜そごう6階へ行きました。
見入ってしまう、魅入られてしまうこの美しい色表現は、徳田家に伝わる釉薬、古九谷五彩のうち、ガラス成分のない赤をのぞいた紺、紫、緑、黄の4つの色だけで織りなされるグラデーションとのこと。
しかし三代目の作る作品の美しさはその色だけではないことが会場で現物を見て分かりました。
『ラファエル前派からウィリアム・モリスへ』
2010年11月3日(水)は横須賀美術館へ標記展覧会を見に行ってきました。
実はこの展覧会、告知を見たときから悩んでたんですよねー、行ったもんだかスルーするもんだか。自分としてはこの中身で観覧料1,000円というのはビミョーな感じ。いや1,000円はともかく中身自体がそもそもビミョー。
ところで横須賀美術館は毎年11月3日の「文化の日」は無料観覧をおこなっています。
今日はその11月3日。「ゼロ円ビジネスの罠」にも書いてあるとおり、タダなら失敗しても被害はゼロだからまぁいいか、歩いて行ける場所だしな、ってなワケで行った次第。
『ハンス・コパー展』
平成22年7月28日(水)は夏休を取って新橋・銀座界隈の展覧会をいくつか見てきました。
まず、パナソニック電工 汐留ミュージアムでH22年6月26日(土)~9月5日(日)まで開催されている標記展覧会の話から。
このハンス・コパーという人は、先だって国立新美術館で回顧展が開かれていたルーシー・リーの弟子とのこと。
ルーシー・リーの器も素晴らしいものばかりだったんですが、ハンス・コパーの作品も師匠とは違った方向性でとても素晴らしい輝きを発していました。