『メディア・アート創世記』
坂根厳夫・著
工作舎
3,360円
Kinect 発売で巷は大フィーバー。インスタレーションやデジタルサイネージが一気に草の根的に拡がりそうな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
個人営業主のウェブクリエイターやインディペンデントなアーティストといった人々でも、今後はインスタレーションやデジタルサイネージを容易に扱えるようになるんですかねぇ。技術の進歩が、誰でもがメディア・アーティストになれる時代を招来したってことなんですかねぇ。実に心が躍る時代になったたもんです。
『熱帯夜』
曽根 圭介・著
角川ホラー文庫
620円
この文庫には、表題作である「熱帯夜」と「あげくの果て」「最後の言い訳」の3つの短編が収録されています。
以下、それぞれの作品について思うところなんぞをつらつらと。
「熱帯夜」は、ストーリーそれ自体は特に斬新だったり、目を見張ったりというものではありません。
しかし、筋運びにある仕掛けが施してあり、それは実に巧みです。仕掛けに気づいたとたん思わず膝を打ちたくなる見事さで、実に素晴らしい。
『iPad VS. キンドル』
西田 宗千佳・著
エンターブレイン・刊
1,500円
iPad 対 Kindle と言いつつも、執筆時期が iPad 発表間もなくのことなので、(当たり前のことですが)iPad の電子書籍媒体としての実質的な部分はほとんど示されていません。だから全然「バーサス」になってないんだけど、まぁそれはご愛敬ってことで。アップル製品をタイトルに冠すれば売り上げにかなりの違いが出るんでしょうきっと。
まぁそれはともかく、この本にはアメリカにおける電子書籍の現状と、日本における今後の展望が書かれています。
で、読んでの感想ですが、日本も早く電子書籍時代が来てくれないかなー、ということ。