『貴婦人と一角獣展』

2013 / 07 / 10 by
Filed under: 展覧会日記 
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『貴婦人と一角獣展』

『貴婦人と一角獣展』

2013年7月5日(金)、国立新美術館で開催中の標記展覧会を観ました。会期は2013年4月24日(水)~7月15日(月)。

妖怪クラスターとしては幻想動物も当然のことながら守備範囲。
よって本展覧会も押さえるだけは押さえとかないとイカンよなぁ、と思いつつも、美術工芸品として、織物にはまったく興味を抱けないの私なので、行こうかどうしようかと思案してたら、こんな終了間際のタイミングになった次第。

フランス国立クリュニー中世美術館が誇る6枚のタピスリーとのことで、織りは見事なものだと思いますが、実物を見てこその黄金体験を味わったという印象はないっすねぇ。オレ価値観的には写真でも充分かなぁ。

一角獣という幻想動物について新たな知見を得られたわけでもないですしね。まぁおまえの鑑賞ポイントが常識的にヘンだ、と言われたら反論のしようがないわけですが。

展示室構成はなかなか面白かったと思います。
ドカーンとでっかいスペースに大きなタピスリーが6枚全揃、この迫力はすばらしい。
何の知識も持たない状態でタピスリーに圧倒された後、周辺にぐるっと巡らせた関連展示物や解説を鑑賞、知識を仕入れたうえで、再び大広間に戻って、あらためて主役のタピスリーを楽しむ、という流れ。
白紙の状態と知識を得た状態、二つの異なった心的状態で、それぞれタピスリーが楽しめるという趣向。
一点豪華主義過ぎる展示物を逆手に取った、イケてる展示構成なんじゃないでしょうか。



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