『3Dヴィジョンズ』
2011年2月5日(土)は、2010年12月21日(火)~ 2011年2月13日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会を観に、東京都写真美術館も行ってきました。
最初に展示されていたのは、視野のズレを使って立体視させる写真です。
観客がたくさんいたので急かされているというのはあったと思うんですが、すぐに立体的に見えるものもあれば、なかなか焦点が結べないものがあったりと、被写体によって違いがありました。もしかして自分の眼に問題があるのかなぁ。でも立体写真は面白いやね。
次に展示されていたのは、赤と青による立体視。一番分かりやすいやつですね。これは何の苦もなく飛び出してきます。
そして次の章。
そこは、この展覧会を観に行こうと思った理由であるところの、藤幡正樹の「故郷とは? ジュネーヴにて」が展示されているコーナー。
でも期待は裏切られました。映像的な表現方法は、まぁ面白いかなぁとは思えますが、写っている中身には全然興味を抱けなかったんすよね。メディアは面白いけどコンテンツはつまらない、と言いますか。
見ず知らずの人間の撮ったホームビデオを見て、それが面白いと思えるか、って聞かれたら、まぁたいていの場合は面白くない、と答えるでしょうけど、そういうことなのかなぁ、と思いました。
あれをインタラクティブに動かせたら、また違った印象を受けたかも知れません。個人的には ICC の『オープンスペース2010』で見た「モレルのパノラマ」の方がまだ面白く感じられました。
この不完全燃焼なモヤモヤした気分で家路につくのも何か癪だったので、そのまま初台に「モレルのパノラマ」をもう一度見に向かったのでした。
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