『岩合光昭写真展 ネコライオン』
『岩合光昭写真展 ネコライオン』
2013年8月24日（土）、東京都写真美術館で標記展覧会を観ました。
ネコそしてライオン。
同じ科に属する動物ですが、方や家畜として人の身近で生き、方や百獣の王としてサバンナで生きる、生息環境も習性も体格も大きく異なるネコとライオン。
そんなネコとライオンの写真が並べて展示されています。
ただ並べるだけではありません。
きざはしに寝そべるネコと岩の上に寝そべるライオン。
子供の首筋を加えて運ぶ親ネコと親ライオン。
日陰にたむろするネコたちライオンたち。
同じような行動、同じような状況が写されたものが並べられているのです。
あまりにも同じようなショットにハッとさせられ、また、ネコもライオンもやっぱり同じ種族の動物なんだ、ということを強く再認識させられました。
しかし、ネコとライオンで、これだけ同じようなショットの写真を、これだけの数そろえることができるというのは、実に驚異的。
40年以上に渡る岩合さんのキャリア。その長大な時間と膨大な経験の蓄積は、実にすばらしい。
……と、まぁ、そんな小難しいことはどうでもよくって、ネコとライオンの可愛らしさにメロメロになって、腑抜けるのがこの展覧会の正しい鑑賞方法かも知れませぬ。
会期は2013年8月10日（土）～10月20日（日）。まだまだメロメロできますよ！
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