『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第1期)』

2013 / 07 / 16 by
Filed under: 展覧会日記 
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『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第1期)』

『浮世絵 Floating World -珠玉の斎藤コレクション(第1期)』

2013年7月6日(土)、三菱一号館美術館で標記展覧会を見ました。
本展覧会はまさかの3期構成で、第1期が6月22日(土)~7月15日(月・祝)、第2期が7月17日(水)~8月11日(日)、第3期が8月13日(火)~9月8日(日)と、およそ1か月ごとに総展示替えが敢行されるという大規模な展覧会。
しかも展示作品すべてがひとりのコレクターによるものという。これはかなりスゴいこと。その人とは、京急川崎駅近くで砂子の里資料館を運営なさっている浮世絵コレクター斎藤文夫さん。
砂子の里資料館の展示はよく拝見させていただいております。ありがとうございます。

今回はその第1期分に滑り込んできた次第。

第1期は浮世絵創生期の作品から役者絵が展示の中心になってました。
それらを観てあらためて感じたのは、ああ、オレが浮世絵で好きなのは、まずはその色遣い、そして画面構成なんだなぁ、ということ。だから束芋初期作品にも惹かれたんだ。

正直、今回の鑑賞は歴史のお勉強、という感じで、心底からは楽しめませんでしたが、でもその分、第2期以降で欣喜雀躍しそうな予感に、今からうち震えています。

なお、この展覧会では浮世絵以外に、三菱一号館美術館が所蔵する西洋画が、浮世絵の合い間合い間にちりばめるように置かれています。
それらは浮世絵の影響を受けた、つまりジャポニスムの洗礼を浴びた画家によるもので、浮世絵の影響がどのように結実したのか併せて鑑賞する、というコンセプトで置かれているとのことです。
でもその企画意図を承知したうえでも、なんでこいつら一緒に飾られてるの? という印象がぬぐえないのは、私の知識が足りないせいでしょうか。
作品それ自体としては、面白く感じたものもありましたが、繰り返しますが、企画意図的にベストチョイスなの? ってこと。

ベタでも、モネやゴッホのような背景に浮世絵が描かれた油彩画などの方が、分かりやすかったんじゃないでしょうかね。あるいはビアズレーのようなデザイン性が高くて平板なイラスト的なものとか。



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