『日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画』(前期)
2014年2月1日(土)、東京都美術館で標記展覧会を観ました。
今年(平成26年)は日本美術院の再興から100年目にあたるそうな。
その日本美術院による現在も続く展覧会「院展」の、草創期から現在までに渡る総覧が本展です。
日本画の超スーパースターの作品が煌めきまくります。
前期は2014年1月25日(土)~ 2月25日(火)、後期は2014年3月1日(土)~ 4月1日(火)の2期制で、展示作品数約120点が総展示替え。2回は訪れなければならない展覧会なわけです。
その前期展示作品から印象に残ったものについて徒然なるままに。
後藤純男《淙想》
キュビスムならぬトリアングリスムとでも呼びたいような印象で、ドロネー三角形分割萌えとしてはけっこう気になった作品。
1巻6枚中の3枚が展示されていましたが、その2番目「夜露」の解説に、ジョロウグモの巣、と書いてありました。でも描かれているクモはジョロウグモではなくてコガネグモじゃないですか?
なお、横須賀美術館で2014年2月8日(土)~4月13日(月)の会期で開催中の『海辺のミュージアムでみる日本画展』は、同館所蔵の日本画を堪能できる、日本画好きには併せて観ていただきたい展覧会ですが、ここでも、小茂田青樹《虫魚画巻》というタイトルの作品が展示されることになっています。
小茂田青樹に《虫魚画巻》という作品は複数あるんですかね。
あと、横須賀美術館『海辺のミュージアムでみる日本画展』の追加情報。
来る2014年2月16日(日)は横須賀市政記念日の直近日曜日ということで、観覧が無料です。来てね。
もっとも『海辺のミュージアムでみる日本画展』の観覧料は500円と格安ですんで、無料観覧にかかわらず来てね。
- 虫魚画巻(文化遺産オンライン)
ところで、横浜美術館で2013年12月7日(土)~2014年2月11日(火)の会期で開催されていた『下村観山展』は、タイミングが合わず《弱法師》を見逃してしまったので、行く気が失せていた展覧会でした。
- 弱法師(e国寶)
ところが入場早々の第1章のコーナーに、その《弱法師》が展示されているではありませんか!
観ることあたわず思っていた作品に不意打ちで出逢えた幸せを噛みしめた次第。
横浜美術館というと、『下村観山展』の前に2013年10月5日(土)~11月24日(日)の会期で開催されていた『横山大観展』も、実は同じようにタイミングが合わず《屈原》を見逃したため、行く気が失せていた展覧会だったんですよねー。
《弱法師》が観られたんなら《屈原》も観られないものか、と欲張っていたら、後期に展示されるとのこと。これまたラッキー!
そんなわけで、当然、後期も行きます。
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