『みえないちから』

2011 / 02 / 13 by
Filed under: 展覧会日記 
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『みえないちから』

『みえないちから』

2011年2月5日(土)、恵比寿の東京都写真美術館で開催されている『3Dヴィジョンズ』で見た「故郷とは? ジュネーヴにて」が期待外れでした。そのモヤモヤ感を何とかしたくて、同じ作者の「モレルのパノラマ」が『オープンスペース2010』で、現在、展示中の初台 ICC にも行ってきました。

「モレルのパノラマ」が展示されている『オープンスペース2010』は会期が2010年5月15日(土)~2011年2月27日(日)ですが、今は、2010年10月30日(土)~2011年2月27日(日)の会期で標記展覧会もおこなわれており、そちらも併せて観てきました。

着いた時間が閉館1時間前という、かなり滑り込みな時間だったせいで、「フォルマント兄弟の“お化け屋敷”」という展示が、整理券発行が終わっており、観ることができないと言われました。
でもこの展覧会で観たいと思ったのは「クライゼンフラスコ」と「拡張の瞬間の持続」だったので、自分的には無問題。

どっちも色が美しかった。

とりわけ「クライゼンフラスコ」は実に美しく魅了されました。フラスコにレーザー光線を透過させると、その透過光や反射光が、緑色の美しいラインとして、部屋の壁に映し出されるというものです。そのラインがゆらゆら揺らめき、実に美しいダンスを舞っているんですよ。
ところで解説によるとフラスコを回転させる、とありますが、現物のフラスコは特に動かしているように見えなかったんですよね。
回転対称形状の普通のフラスコなら、回転していても分からないということもあるかも知れませんが、クライゼンフラスコというのは首が十手のような形状をしているので、回転しているのが分からないということはないと思うんですよね。
ということは、中に何かガスが密封してあって、ガスの動きでレーザー光線が揺れてるのか、とも思いましたが、口に栓はされてません。
ありゃあ一体どういう仕組みだったんでしょう。まぁ別に美しければどうでもいいか。

ところで『オープンスペース2010』の方ですが、カワクボリョウタの「10番目の感傷(点・線・面)」という作品が展示されています。
前回見たときはガラガラだったんですよ。でもこの日はすっげー混雑。
第14回メディア芸術祭のアート部門優秀賞を取ったら、途端にコレかよ、ってな感じでしょうか。

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