『私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実』

2014 / 07 / 23 by
Filed under: 展覧会日記 
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『私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実』

『私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実』

2014年7月20日(日)、国立西洋美術館の版画素描展示室で標記展覧会を観ました。

国立西洋美術館の版画素描展示室というと、我々を魅了してやまないイケてる企画展ばかりのステキ空間ですよね。
今回話題にするスペインの巨匠ゴヤの版画展は、2014年7月8日(火)~9月15日(月)の会期で開催されています。

ゴヤというと、油彩画のみならず版画も有名ですが、版画では以下の4つの連作銅版画集が代表作とのこと。

  • 『ロス・カプリーチョス』(1799年出版)
  • 『戦争の惨禍』(1810~20年頃制作)
  • 『闘牛技』(1816年出版)
  • 『妄』(1820-23年制作)

国立西洋美術館は、この4大版画集全場面を始め、215点のゴヤ版画を所蔵しているそうです。

当館では2011年度に『プラド美術館所蔵 ゴヤ―光と影―』という展覧会が開催されました。
本展覧会は、その拾遺的な小展覧会で、主に4大版画集の作品から、前述ゴヤ展に出品されなかった作品を中心に40点を展示するもので、以下の8章構成となっています。

  1. ベラスケスの眼
  2. 男と女
  3. 宗教と信心
  4. 眠り/夢
  5. 惨害
  6. 闘牛
  7. 飛行

ゴヤといえば、《我が子を食らうサトゥルヌス》をはじめとする「黒い絵」や数多くの魔女の像、闇を扱った悪夢的絵画などなど、妖怪クラスタ的には見過ごせない画家。
「眠り/夢」とか「死」とか「飛行」とか、聞いただけでウキウキしてくるじゃあありませんか。

今回の出品作では、以下の2点を堪能した次第です。



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