『もうひとつの川村清雄展』

2012 / 11 / 26 by
Filed under: 展覧会日記 
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『もうひとつの川村清雄展』

『もうひとつの川村清雄展』

両国で『維新の洋画家-川村清雄』を観たら、もう居ても立ってもいられなくなり、山手線でみると正反対に近い場所になる目黒駅に向かいました。

なぜ目黒か。

これまた TL で仕入れた情報ですが、目黒区美術館で2012年10月20日(土)~2012年12月16日(日)の会期で標記展覧会が開催されているからです。

題名のとおり、こちらでも川村清雄作品が展示されています。

両国の展覧会では、川村清雄の画業のみならず、その経歴の紹介にも力が注がれており、絵画作品の他、家系に関するアイテムや留学に係る書状、留学時に得た表彰状などの展示で、その人となりが概観できるようになっていました。

そして、両国では一切触れられていなかったように思うんですが、川村清雄という人は油彩画家であるとともに、装丁家として活躍した人でもあったという。目黒の展覧会は、その装丁家としての川村清雄の仕事も紹介されています。

つまり両国と目黒の両方を観ることで、川村清雄という人の業績を、複眼的というか立体的と言うか、より深く理解することができる構成になっているわけですね。目黒区美術館グッジョブ!

もちろんそれ以外にも紙や板、絹本をキャンバスとした各種油彩画も展示されています。
特に目を惹くのはキバタンというオウムを描いた「鸚鵡」という作品。背景の朱漆の赤が鮮烈。そしてキバタンの黄色がかった白いボディカラーとの対比が実に美しいです。

両国と目黒でちょっと距離が離れているのが難ですが、このふたつつの展覧会は、両国、目黒の順で連続して観るべき。
そして両国のチケットを提示すると600円の観覧料が450円になるという。600円という値段ですらチョー安いのにさらに値引きとは太っ腹過ぎる!



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