『エミール・クラウスとベルギーの印象派』

2013 / 07 / 12 by
Filed under: 展覧会日記 
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『エミール・クラウスとベルギーの印象派』

『エミール・クラウスとベルギーの印象派』

2013年7月6日(土)、東京ステーションギャラリーで開催中の標記展覧会に滑り込んできました。会期は2013年6月8日(土)~7月15日(月)。

2年位前でしたかねぇ。渋谷 bunkamura ザ・ミュージアムで開催された『フランダースの光』展で接したエミール・クラウス作品にいたく感動したのは。ここに再びエミール・クラウスの絵を観ることができて実に嬉しい。
まるで絵自体から光を発しているかのような明るい絵。観ていると、心が静かに穏やかになってくるではありませんか。

方や暮れゆく太陽の光を捉え、方や太陽を遮る霧の暗さを捉える、同じ場所を描いたエミール・クラウス《ウォータールー橋、黄昏》とクロード・モネ《霧の中の太陽(ウォータールー橋)》の対比が、なかなか興味深いっすねー。
あとは、キービジュアルになるだけあって、エミール・クラウス《野の少女たち》の光り輝きっぷりが実に暖かい。

そして、点描萌え的には、ポール・シニャックにやはり目が行きました。とりわけ《サン=トロペ、グリモーの古城》の鮮烈な色遣いの荒く粗い点が良かったです。
なんとこの作品、所蔵しているのは静岡県立美術館とのこと。どうも2001年に収蔵っぽい。そっかー。やっぱり静岡県立美術館もいっぺん行っとかんとイカンなぁ。
静岡県立美術館ったら、伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》を所蔵している美術館。
《樹花鳥獣図屏風》と言えば、プライス・コレクションの《鳥獣花木図屏風》と同工異曲の作品ですよ。すげぇぜ静岡県立美術館!



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