『三井記念美術館 館蔵品展』

2011 / 06 / 04 by
Filed under: 展覧会日記 
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『三井記念美術館 館蔵品展』

『三井記念美術館 館蔵品展』

最近、本屋のマンガコーナーに一話分のみを掲載した試し読み版の冊子がありますよね。
仕事場近所の書店に「へうげもの」の試し読み冊子があったんです。NHKでアニメになったし文庫版も出たし、ちょっと興味があったんで読んだところ、心を鷲掴まれました。一も二もなく文庫の1、2巻を買った次第。

で、その第1巻に収録された第8席「カインド・オブ・ブラック」という話に、千利休が黒い楽焼茶碗に心奪われるというシーンがありまして、その黒楽茶碗が実に良い感じの絵で心惹かれたんですわ。そういえば、三井記念美術館で今、収蔵品展がやっていて、その展示品リストに黒楽茶碗があったなぁ、と思い出しました。マンガに描かれた黒楽茶碗の現物ってこれかなぁ、と興味が湧いたので、そのうち行こうと思っていたんです。

そんなわけで、日本橋高島屋の『ジパング展』の後は徒歩で三井記念美術館に移動、標記展覧会を見た次第。
会期は2011年4月16日(土)~6月19日(日)。本来この期間はホノルル美術館収蔵品による北斎展がおこなわれる予定でしたが、東日本大震災の影響で中止になりました。そこで急遽、収蔵品の展覧会に差し替えられたとのこと。

展覧会の感想ですが、茶碗をもっと見せてほしかったなぁ、というのが強い想い。
ミュージアム・ショップに収蔵品の絵葉書が売っているんですが、かなりの種類の茶碗があるんですよね。これだけの現物が並んでいたら壮観だったろうなぁ。

で、お目当てだった黒楽茶碗、銘は「俊寛」。その表面は滑らかで、乾燥肌風の油っ気のない艶や照りは好みでした。実に渋くて良いです。萌える!
でも茶碗の外側は黒いけど、内側が茶色じゃねーか。これにはズッコケた。

それ以外にも黒楽茶碗が二つ展示されていました。それぞれ銘は「東大寺」と「四ツ目」。
こっちは内側もしっかり黒でしたが、その表面は痘痕顔。そして脂性みたいにテカってます。俊寛と比べるとちょっと品が欠ける感じ。まぁ寂びれてないっていうんですか。

でも茶碗は良いものです。掌にすっぽり入る大きさの中に宇宙を感じ取ることができるんですから。
まぁ個人的には貫入の美しいものが好きなんですが。



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