『芳年展(後期)』
2012年4月9日(月)~28日(土)が会期の標記展覧会を見に、2012年4月21日(土)は砂子の里資料館に行ってきました。
かつて同展覧会の前期についてレポを書きましたが、今回はその後半ということで、「月百姿」の残り50枚を大いに堪能してきましたよ。
シリーズものが100枚ともなると圧巻ですねぇ。で、描かれているテーマごとに画風を多少変えていたりもして、実に巧みだなぁと思う次第。
今回展示されていた「月百姿」のうちでは、以下のものに特に目を惹かれました。
黒地に花びら模様の羽織がポップでオシャレな「深見自休」。
布袋様の持つ袋の描線が面白い「悟道の月」。
岩肌に薄墨をさして山水画風にしている「赤壁月」。
観世音の光背と空の月という二つの円の取り合わせ、そして全体的な構図がとても好みだった「南海月」。
「月百姿」以外では「新形三十六怪撰」が数点展示されていたのが、お化け好きとしては見逃せないところ。
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