横須賀美術館『平成22年度第2期所蔵品展』

田中恭吉「失題」
昨日、横須賀美術館の企画展のレポを書きましたが、今期の所蔵品展では、オレ的にけっこう良さげなテーマの展示があったので、今回はその話。
「幻想・幻影 画家たちのイマジネーション」というテーマで、不気味っぽい作品群が展示されていました。
シュルレアリスム的な絵画もありましたが、それよりもむしろ、生きることへの不安や死への恐怖を繊細な感性で表現した、まぁ腺病的って言うか、サナトリウムで肺病療養中っていうか、大正や昭和初期あたりの薫り漂う神経症的な雰囲気の絵画が展示されていて、それが実に私の好みにマッチしていたんですわ。
清宮質文や田中恭吉の版画が醸し出す雰囲気は趣があってイイですねー。堪能させてもらいましたよ。
それにしても横須賀美術館がこういった作品を収蔵しているとは思わなんだ。しっかし収蔵ポリシーがいまいちよくわからん美術館だなぁ。たしか海とか水とか青とか、そういったものをメインに収蔵する方針だったって、どっかで見たような気がするんだけど。
『ブルーノ・ムナーリ展』

『ブルーノ・ムナーリ展』
今日(平成22年7月18日)は、平成22(2010)年6月26日(土)~8月29日(日)の会期で開催されている標記展覧会を見てきました。場所は横須賀美術館。
ブルーノ・ムナーリといえば世間的な認知は絵本作家になるんですかね? しかしウチにいらっしゃるような方々にとってはプロダクトデザインとかグラフィックデザインとか発想法とか、そういった側面で認知されている作家だと思います。
「モノからモノが生まれる」が有名ですよね。
会場は以下の5章で構成されています。
- 機械とアート -ムナーリの原点-
- アートによるコミュニケーション -グラフィックワークを中心に-
- 空間を豊かにするアート -彫刻、オブジェ-
- 空間を豊かにするアート -プロダクトデザイン-
- 手のひらのアート -ムナーリの本たち-
今となってはすっかりコモディティとなってしまった感がありますが、いろいろと楽しい展示が満載でしたよ。
