ビット論理演算でパターンを描く(2)
「コンピュータ・ワンダーランド―驚異と悦楽の電脳迷路」で得た知見発表シリーズ第3弾にして最終回その後編。
前回、計算式として以下の単純なものを紹介しました。
ci, j = i OR j
書籍では、もうひとつ、以下のような式が紹介されています。
ci, j = (i OR j) OR (i * j)
ビット論理和で得られた値と、乗算で得られた値の、ビット論理和。
なるほど。じゃあそれ以外のビット論理演算と四則演算を組み合わせると、どのようなパターンを描くのだろう。
そして、四則演算と四則演算のビット論理和にすると、どのようなパターンを描くのだろう。
と、いろいろ試してみました。
ビット論理演算でパターンを描く(1)
「コンピュータ・ワンダーランド―驚異と悦楽の電脳迷路」で得た知見発表シリーズ第3弾にして最終回。
P105 から始まる第13章「美とビット」では、ビット論理演算によってパターンを描く方法が紹介されています。いわく……
AND や OR のような論理演算を使う単純この上ない算術計算を行なうだけで、拡大対称性を持った非常に複雑なパターンが得られる。
ポコーニィのフラクタル
「コンピュータ・ワンダーランド―驚異と悦楽の電脳迷路」で得た知見発表シリーズ第2弾。
今回は「ポコーニィのフラクタル」なるものです。こいつ↓
ポコーニィのフラクタル – wonderfl build flash online
真・蜘蛛のフラクタル
真・蜘蛛のフラクタル – wonderfl build flash online
本記事は、こないだ投稿した「蜘蛛のフラクタル」の補遺になります。
『トリック&ユーモア展』
2011年9月11日(日)は横須賀美術館で標記展覧会を観ました。
騙し絵や錯視を利用した視覚的に驚きをもたらす仕掛けの作品、あるいは、戯れ絵や判じ絵といったユーモラスな絵といったものが以下の5章に分類されています。
- トリックがみちびく迷宮 ―M.C.エッシャーの世界
- 日本絵画の中のあそび
- まどわしの世界 ―シュルレアリストの方法
- さまよう視線 ―知覚と美術と、ユーモア
- 絵、それとも写真? ―リアリズムの諸相
捕捉を加えると。
第2章は日本絵画というよりは江戸絵画と呼ぶべきですね、国芳や広重といった浮世絵師の作品。
第4章は福田繁雄のポスターや立体から高松次郎の影、果てはオプ・アートと、ごった煮というかメチャクチャというか何でもありというか。
第5章は細密画。