反応拡散系(6)
最初に投稿したコードでは、全領域中で同一の反応・拡散パラメータを用いました。
次に投稿したコードでは、縦軸に F、横軸に k をとって、ピクセルごとに反応パラメータの値を変え、どのような描画がされるのかを見ました。
今回は、反応・拡散パラメータを、領域の上段と下段で異なる値に設定するようにし、それぞれのパラメータの変動が、具体的に描画にどのような影響を与えるのかを確認します。
Gray-Scott モデルの反応拡散方程式 3 – wonderfl build flash online
反応拡散系(5)
今まで見てきた Gray-Scott モデルによる反応拡散方程式を踏まえて新しいコードと話題について。
新しい投稿は↓
Gray-Scott モデルの反応拡散方程式 2 – wonderfl build flash online
前に投稿した Gray-Scott モデルによる反応拡散方程式のプログラムは、そのパラメータがすべての領域で同じものでした。今回は、領域によってパラメータを変えた場合、どのようになるか、というものです。参照先は Reaction-Diffusion by the Gray-Scott Model: Pearson’s Parameterization
反応拡散系(4)
最後にプリセット・パラメータの解説。Parameter クラスで定義しています。
プリセットは全部で8パターン。
これらの値は大阪大学大城研究室のサイトの井村誠孝準教授の講義資料、2013年コンピュータ工学基礎演習の第9回「パターン形成」の演習(PDF、8ページ目)と解答例(PDF、4ページ目)にあったものです。
一番最初に触れた「噛み砕いた資料」というのはこれらのこと。
"Pattern 1" と名づけたものから "Pattern 7" と名づけたものまでは、Dv = 0.1、Du = 0.05 で固定です。その中から特徴的なものだけ解説します。
反応拡散系(3)
前回、Gray-Scott モデルにおける反応拡散方程式を見ました。以下のようなものでした。
vt = dvΔv - u^2v + F(1-v)
ut = duΔu + u^2v - (F+k)u
dv : V の拡散率
du : U の拡散率
F : 原材料 V の外部からの供給率&中間生成物 U の外部への流出率
k : 中間生成物 U の最終生成物 P への転換率(U の除去率)
これを実際の計算式に落とし込むとどうなるのか、というのが今回の話。
反応拡散系(2)
まずは wonderfl 投稿の提示。
Gray-Scott モデルの反応拡散方程式 – wonderfl build flash online
反応拡散系というモデルは、熱反応や動物の体表の模様、植物の葉脈、生物組織の形成、カオス、熱伝導、波動の生成などなど、実に幅広い範囲をフォローできる、かなり優れものの概念なんだそうです。