Phoenix (2)
"Fractal Creations" 同様、フラクタルを学ぶときの参考書にしている "Creating Fractals" という本によると、この Phoenix Fractal を発見したのは日本人だそうですよ。
"Shigehiro Ushiki at Kyoto University discoverd this equation" とあります(同紙 P250)。
そして Draw a Phoenix set fractal in C# や The Phoenix Set and its Julia Sets によると、それは1988年のこととあります。
ググったところ、京都大学大学院 人間・環境学研究科の宇敷重廣教授という方の情報を発見。
先生の個人ウェブサイト Shigehiro Ushiki = Home Page かなりソソる画像満載の萌えるサイトでした。
しかしこんな限られた値(しかも実数部は小数点以下4ケタ!)でのみ、このような像を結ぶ漸化式を発見するって、どういう過程だったんでしょうかねぇ。もうスゴイとしか言いようがないですねぇ。
Phoenix (1)
Phoenix – wonderfl build flash online
これは Phoenix と名づけられたフラクタルです。まるで燃え上がる不死鳥が2羽、向かい合ったようですね(反時計回りに90度回転させれば)。この漸化式は以下のようなものです。
zn+1 = zn^2 + Re + Im * zn-1
見てのとおり、漸化式の反復における1ステップ過去の z を計算項として使用しています。Man O’ War と同じで、不死鳥さんも過去を引きずる人なんですね。
Man O’ War (3)
Mandelbrot 型 Man O’ War フラクタル、Julia 型 Man O’ War フラクタルと見てきました。
Man O’ War (2)
Man O’ War (julia type) – wonderfl build flash online
前回は Man O’ War フラクタルについて、"Fractal Creations" という本に記述されている内容に触れました。
今回はこのフラクタルを実現している漸化式について若干の解説なんぞをば。
Man O’ War (1)
マー・ノー・ウォー!
と言っても、ダーク・シュナイダーが唱える魔法でもなければ、ヘビーメタル・バンドでもない。ましてや、マジック・ザ・ギャザリングのヴィジョンズ・エクスパンジョンにある青カードのひとつでもない。
もしかしたら最後のは関係あるかもですが、これは数あるフラクタルのひとつです。コイツ↓