『大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―』

7月 11, 2013 by · Leave a Comment
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『大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―』

『大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―』

今夏、首都圏では3つの美術館で妖怪をテーマとした展覧会が実施されます。
まず口火を切るのが、三井記念美術館の標記展覧会です。2期構成で、前期が2013年7月6日(土)~8月4日(日)、後期が2013年8月6日(火)~9月1日(日)。その初日である2013年7月6日(土)に観に行きました。

なお、他の2つというのは、横須賀美術館『日本の「妖怪」を追え!』展(会期:2013年7月13日~9月1日)と、そごう美術館『幽霊・妖怪画大全集』(会期:2013年7月27日~9月1日)ですが、これらの3展覧会は相互割引ありだそうですよ。コンプすべし。

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『―妖怪奇譚 II― 金子富之展』

5月 9, 2013 by · Leave a Comment
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『―妖怪奇譚 II― 金子富之展』

『―妖怪奇譚 II― 金子富之展』

2013年5月5日(日)、日本橋高島屋美術画廊Xで標記展覧会を観ました。会期は2013年4月24日(水)~5月13日(月)とちょい短め。

一昨年のほぼ同じ時期にこの場所で、ある個展が開かれました。題して『―妖怪奇譚― 金子富之展』(会期:2011年5月25日(火)~6月13日(月))。

本展はその第2回目というわけです。前回の展示作品もかなりの大判だったんですか、今回さらに大きくなってます。そのためメインの展示作品が「世界蛇」「炎の擁護者」「ゴライアス・タイガー」の3点。
それぞれの絵の主題は以下のとおり。

  • 「世界蛇」は北欧神話のヨルムンガンド
  • 「炎の擁護者」はシベリア・ヤクート族の英雄叙事詩オロンホに出てくる悪魔
  • 「ゴライアス・タイガー」はアフリカに実在する巨大魚ムベンガ(ゴライアス・タイガーというのはムベンガの通称)

その他に小さい作品が10数点。そして前回同様、大学ノートに書かれた制作メモがびっしりと貼られており、今回も壮観です。
全体的に、妖怪それ自体をテーマにしたものが減って、海外の神話・伝説ものが増えているようです。
前回の感想で、水木しげるフィルターが濃すぎるんじゃないかとの危惧を表明しましたが、すいません、私の目が節穴でした。

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『奇跡のクラーク・コレクション』

2月 16, 2013 by · Leave a Comment
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『奇跡のクラーク・コレクション』

『奇跡のクラーク・コレクション』

※冒頭の写真を除き、この記事で掲載している写真は、主催者のご厚意で撮影の許可をいただいたものです。

2013年2月13日(水)、標記展覧会のブロガー向け内覧会に参加しました。
『奇跡のクラーク・コレクション』とは、三菱一号館美術館で2013年2月9日(土)~5月26日(日)の会期でおこなわれている、かなりスゴい展覧会です。
この内覧会はカリスマ・アート・ブロガーTak(たけ)さんコーディネートによるもので、17:30受付開始、18:00スタート、30分程度学芸員さんによる解説を聞いた後、20:00まで展覧会を観ることができ、しかも美術館側のご厚意で写真撮影も可という、実にすばらしい内覧会でした。

何でも競争率が3倍という超人気企画だったとのこと。Tak(たけ)さんからはブログにエントリーやツイートでぜひとも自慢してください、とのことでしたから自慢するよ。
そんな内覧会に参加できたなんて、オレは幸せだーっ、ひゃっほーー! でもこれで今年一年のツキを使い果たしてしまったかも知れん。

会員制倶楽部「MARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館」でおこなわれた観覧前解説については、他の参加者さんのブログやツイートをお読みいただくとして、私は展覧会を観ての感想に絞ってエントリーします。

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『美術にぶるっ! 第2部 実験場1950s』

1月 13, 2013 by · Leave a Comment
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『美術にぶるっ! 第2部 実験場1950s』

『美術にぶるっ! 第2部 実験場1950s』

『美術にぶるっ!』という展覧会は、東京国立近代美術館開設60周年を記念して、東近美所蔵品によって編成された、建物の4階から1階まですべてを使った企画展と聞いていました。

しかし1階『第2部 実験場1950s』の第2章早々、鶴岡政彦「重い手」が展示されてて面食ったですよ。

えっ、「重い手」って東京都現代美術館所蔵だよね?

ラベルやリストを見ると、やっぱり都現美所蔵と書いてある。MOMAT じゃなくて MOT じゃん。
他の展示作品についてもリストを見ると、東近美所蔵品だけでなく、日本中のあちこちの美術館や個人から作品が集められているじゃあありませんか。
第1章で展示されていた写真群は、ストレート過ぎる反戦メッセージが好みでないから、作品もリストも見ずに、チラシすら取らずに通過したんで、この時点で初めて気づいたっす(後で戻ってチラシだけは入手しました)。

つまり、この『第2部 実験場1950s』は、東近美にとどまらず、あちらこちらから集められた作品によって、1950年代のアート・ムーブメントを概観するというものだったのですね。
だとすると、この『美術にぶるっ!』を構成する二部は、それぞれ別の展覧会と捉えるべきじゃあないですかね。
そう考えると、1階で企画展(第2部 実験場1950s)、4階から2階で常設展(第1部 MOMAT コレクションスペシャル)という、ふだんの東近美と同じスタイルだったわけだ。

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『美術にぶるっ! 第1部 MOMAT コレクションスペシャル』

1月 12, 2013 by · Leave a Comment
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『美術にぶるっ! 第1部 MOMAT コレクションスペシャル』

『美術にぶるっ! 第1部 MOMAT コレクションスペシャル』

その展覧会の会期は2012年10月16日(火)~2013年1月14日(月)。行かねば行かねばと思いつつ、やっと年も明けた2013年1月5日(土)に行ってきました標記展覧会。またまた滑り込みの鑑賞です。

で、二部構成になっているこの展覧会のうち、本稿はその第1部について。

東近美は4階から2階で常設展がおこなわれていますが、今回は開設60周年を記念して常設フロアを大改装、そして60年間に収集した選りすぐりの名品ばかりを展示するという。そんなとてもゴージャスな展覧会が『第1部 MOMAT コレクションスペシャル』なわけです。
もうすべこべ言わずに観ろ、って感じですよねこの圧倒感。なので、今回の展示品で惹かれたもののご紹介にとどめます。

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