『シャルダン展』

9月 24, 2012 by · Leave a Comment
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『シャルダン展』

『シャルダン展』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その5。

ブリヂストン美術館で煌びやかな印象派作品を楽しんだ後は、さらに戻って三菱一号館美術館。
三菱地所に観に行こー、フランスの絵を観に行こー、ってことで2012年9月8日(土)~2013年1月6日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会を観たわけす。これで4大美術館を一日で制覇だ。
会期を見てのとおり、まだ始まったばかりで、しかもずいぶん先までやっているので、もうちょっと後になってから行くつもりだったんですが、まぁいいや。

ところでシャルダンって何? 芳香剤? なーんつってな、だっはっは、と思っていたら本当にそうでした。ぎゃふん。
エステーの芳香剤、君にあげるシャルダンは、このフランス18世紀の画家の名前に由来するものだという。

そんな画家の個展がこの展覧会ですが、展示されている作品は全部で38点とかなり少なめです。
しかしシャルダンの個展というのは日本初だという。何でもまとめて所蔵しているのはルーヴル美術館、ストックホルム国立美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリーくらいで、西洋の主要美術館でも数点ずつの所蔵で、作品の借用が非常に難しいとのこと。なんとも貴重な展覧会と申せましょう。

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『ドビュッシー 、音楽と美術』

9月 22, 2012 by · Leave a Comment
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『ドビュッシー 、音楽と美術』

『ドビュッシー 、音楽と美術』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その4。

三井記念美術館で仏像を堪能したわけです。この日はそこで終わるつもりだったんですが、中途半端に時間があまってしまい、ならいっそ4大美術館全部回るかぁ、と思い直してブリヂストン美術館まで戻りました。
ここでは2012年7月14日(土)~10月14日(日)の会期で標記展覧会が開催されています。

観るつもりなかったんで全くノーマークだったこの展覧会。でもシニャックの作品が展示されるという情報を得て、だったら観ておいてもいいかなぁ、程度でした。
もっともそのシニャック作品というのはブリ美収蔵品だとか。ということはブリ美の次回展覧会『気ままにアートめぐり─印象派、エコール・ド・パリと20世紀美術』が収蔵品展だから、それでも展示されるんじゃないかしら、だったらやっぱり観なくてもいいかなぁ、と迷いつつ会場入りした次第。

私の認識が間違っていました。申し訳ございません。

絵画ではルノワール、ドガ、ルドン、マネ、モネ、ゴーギャン。彫刻ではロダンとその弟子にして愛人のカミーユ・クローデル。そしてガラス工芸のガレ。さらにジャポニスムの側面から北斎や広重の浮世絵などもあって、かなりスゴイ。個人的にはモーリス・ドニの充実っぷりに目を惹かれました。

フランスのオルセー美術館とオランジェリー美術館、そして日本のブリヂストン美術館。本展はこの3つの美術館合同の企画とのことで、すばらしい印象派作品が綺羅星の如く並んでいました。

しかし、嬉しい誤算半分、嬉しくない誤算も半分。非常にアンビバレンツな想いに悩まされる展覧会だったことをここに告白します。

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『琵琶湖をめぐる近江路の神と仏』

9月 21, 2012 by · Leave a Comment
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『琵琶湖をめぐる近江路の神と仏』

『琵琶湖をめぐる近江路の神と仏』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その3。

LIXIL ギャラリーで美しいモノクロ陶器を堪能した後は、このエリアに存在する4大美術館のふたつめ三井記念美術館で開催されている標記展覧会を観ました。会期は2012年9月8日(土)~11月25日(日)と、まだ始まって間もない展覧会。

この展覧会、美術館サイトにおいて来年度のスケジュールとしてタイトルだけが出たときから楽しみにしていたんですよねー。しかし展覧会の内容が掲示された段階で大いに盛り下がり、出品目録のPDFでとどめを刺されたのです。

はっきり言って看板に偽りあり。
これなら2アイテムの展示を取りやめて、タイトルを『琵琶湖をめぐる近江路の仏たち』とでもするべきだと思う。

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『渋谷英一展 -陶 モノクローム モノローグ-』

9月 20, 2012 by · Leave a Comment
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『渋谷英一展 -陶 モノクローム モノローグ-』

『渋谷英一展 -陶 モノクローム モノローグ-』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その2。

出光美術館で白磁と白天目を堪能した後は、LIXIL ギャラリーへ移動。ここのガレリアセラミカにおいて、2012年9月6日(木)~10月4日(木)の会期でおこなわれている標記展覧会を観ました。

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『東洋の白いやきもの』

9月 19, 2012 by · Leave a Comment
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『東洋の白いやきもの』

『東洋の白いやきもの』

2012年9月15日(土)は、有楽町~日本橋の4大美術館ほか、いろいろ巡回してきました。
まずは出光美術館で、2012年8月4日(土)~10月21日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会の感想。

東洋の白い焼き物といえば当然、白磁のことですね。
白磁に使われる釉薬は透明なもので、あの白は土そのものの色であるということを、この展覧会を観て知りました。
青磁の青い釉薬がどんどん薄まって透明な釉薬になったことで白磁が生まれたとか。
その過程で、青磁の釉薬よりは薄いが完全に透明になりきっていない釉薬による、全体としては白磁だが、釉薬が厚く溜まった部分は青い、青白磁というものも生まれたらしいです。

たしかに白磁の白は美しいと思います。でも白磁あまり好きじゃないんですよねー。
じゃ何でこの展覧会を観に行ったのかというと「白天目」なる茶碗が展示されるという情報を得たからです。
天目茶碗というと先般、根津美術館で観てきましたが、金属光沢を放つ藍色と蛇の目模様の美しさが印象的なものです。
その天目で、白い茶碗とは一体如何なるものなのか。

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