『メトロポリタン美術館展』

1月 7, 2013 by · Leave a Comment
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『メトロポリタン美術館展』

『メトロポリタン美術館展』

2012年12月29日(土)は東京都美術館で標記展覧会を滑り込みで観てきました。会期は2012年10月6日(土)~ 2013年1月4日(金)。

美術館のというよりはむしろ、博物館の展覧会といった趣でしたなぁ。
絵画や写真、工芸と同じくらいのボリュームで古代遺物系の展示物が並んでいるその空間は、悪いということではありませんが、何か奇妙な違和感を醸し出していたように思えました。
まぁアメリカは歴史コンプレックスがありますからねぇ。
と、言いつつも、本展で興味を惹かれたのは、絵画群よりも古代遺物群なんですけどね。

以下、心に残った展示物について徒然なるままに。

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『ジェームズ・アンソール展』

11月 7, 2012 by · Leave a Comment
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『ジェームズ・アンソール展』

『ジェームズ・アンソール展』

2012年11月3日(土)、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で標記展覧会を見てきました。本展はベルギーのアントワープ王立美術館が所有するアンソール・コレクションがベースになっているもので会期は2012年9月8日(土)~11月11日(日)とのこと。

アントワープ王立美術館と言えば、2年前に初台の東京オペラシティアートギャラリーで『アントワープ王立美術館展』が開催されました。
あれは確か、改修工事に伴う美術館の閉鎖を機にした収蔵品による出稼ぎ展覧会でしたね。上野の東京都美術館の『マウリッツハイス美術館展』と同じですな。この展覧会もコレクション大放出な出稼ぎ展覧会のひとつなんでしょうか。

ジェームズ・アンソールと言えば、色合いは明るいけれど、そのモチーフが髑髏やら仮面やらといった、観ていて何とも暗欝で不吉な印象を抱かされる絵を描き続けた、とても心ときめく画家です。

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【宣伝】『ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展』

9月 25, 2012 by · Leave a Comment
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『ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展』チラシ

『ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展』チラシ

当記事は観てきた美術展の感想ではなく、これから始まる美術展の告知です。

先だって参加させていただいた『あなたに見せたい絵があります』@ブリヂストン美術館のブロガー内覧会において運営事務局をなさっていた株式会社ウインダムのご担当者さまからメールをいただきました。

ざっくり言うと「今度、パナソニック汐留ミュージアムでやる展覧会の宣伝にこの画像を使ってもよろしくてよ」とチラシの画像をいただいた!
やったー! 美術展関連記事を書くときに貼りつける写真とか画像って、趣味でブログ書いてる人間には限界があるのよねー、というわけでさっそくその画像を貼っつけた記事を書くぜ。

いつぞや『ハンス・コパー展』を観た、新橋のパナソニック汐留ミュージアム標記展覧会が、2012年10月6日(土)~12月16日(日)の会期で開催されます。

東京でルオー作品が観られる場所はいくつかあります。
例えば、国立西洋美術館の常設展示室「20世紀の絵画」コーナー。
あるいは、ついこの間観てきたばかりの出光美術館第4展示室

しかしなんと言っても日本でルオーと言えば、パナソニック汐留ミュージアムの「ジョルジュ・ルオー・コレクション」なんじゃないでしょうか。その数およそ230という大きさ。そんなパナソニック汐留ミュージアムで開催されるルオー個展と言えば期待も高まろうというもの。しかもこの展覧会、ルオー財団による特別企画展とのこと。

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『シャルダン展』

9月 24, 2012 by · Leave a Comment
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『シャルダン展』

『シャルダン展』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その5。

ブリヂストン美術館で煌びやかな印象派作品を楽しんだ後は、さらに戻って三菱一号館美術館。
三菱地所に観に行こー、フランスの絵を観に行こー、ってことで2012年9月8日(土)~2013年1月6日(日)の会期でおこなわれている標記展覧会を観たわけす。これで4大美術館を一日で制覇だ。
会期を見てのとおり、まだ始まったばかりで、しかもずいぶん先までやっているので、もうちょっと後になってから行くつもりだったんですが、まぁいいや。

ところでシャルダンって何? 芳香剤? なーんつってな、だっはっは、と思っていたら本当にそうでした。ぎゃふん。
エステーの芳香剤、君にあげるシャルダンは、このフランス18世紀の画家の名前に由来するものだという。

そんな画家の個展がこの展覧会ですが、展示されている作品は全部で38点とかなり少なめです。
しかしシャルダンの個展というのは日本初だという。何でもまとめて所蔵しているのはルーヴル美術館、ストックホルム国立美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリーくらいで、西洋の主要美術館でも数点ずつの所蔵で、作品の借用が非常に難しいとのこと。なんとも貴重な展覧会と申せましょう。

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『ドビュッシー 、音楽と美術』

9月 22, 2012 by · Leave a Comment
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『ドビュッシー 、音楽と美術』

『ドビュッシー 、音楽と美術』

2012年9月15日東京エリアぐるり美術館巡りの旅その4。

三井記念美術館で仏像を堪能したわけです。この日はそこで終わるつもりだったんですが、中途半端に時間があまってしまい、ならいっそ4大美術館全部回るかぁ、と思い直してブリヂストン美術館まで戻りました。
ここでは2012年7月14日(土)~10月14日(日)の会期で標記展覧会が開催されています。

観るつもりなかったんで全くノーマークだったこの展覧会。でもシニャックの作品が展示されるという情報を得て、だったら観ておいてもいいかなぁ、程度でした。
もっともそのシニャック作品というのはブリ美収蔵品だとか。ということはブリ美の次回展覧会『気ままにアートめぐり─印象派、エコール・ド・パリと20世紀美術』が収蔵品展だから、それでも展示されるんじゃないかしら、だったらやっぱり観なくてもいいかなぁ、と迷いつつ会場入りした次第。

私の認識が間違っていました。申し訳ございません。

絵画ではルノワール、ドガ、ルドン、マネ、モネ、ゴーギャン。彫刻ではロダンとその弟子にして愛人のカミーユ・クローデル。そしてガラス工芸のガレ。さらにジャポニスムの側面から北斎や広重の浮世絵などもあって、かなりスゴイ。個人的にはモーリス・ドニの充実っぷりに目を惹かれました。

フランスのオルセー美術館とオランジェリー美術館、そして日本のブリヂストン美術館。本展はこの3つの美術館合同の企画とのことで、すばらしい印象派作品が綺羅星の如く並んでいました。

しかし、嬉しい誤算半分、嬉しくない誤算も半分。非常にアンビバレンツな想いに悩まされる展覧会だったことをここに告白します。

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